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働くなかで必要なお金の知識

 今回が2回目のnoteです。

しばらくの間「働く」をテーマにお話しさせていただく予定です。今回はお金にまつわる内容で行きたいと思います。

働いてお金を稼ぐ

 なぜ働くのか?働く必要があるのか?誰しもが一度は考えるテーマです。
 なぜ働くかと言えば生活するために必要な「お金」を稼ぐためです。これは当たり前の話なのですが、おかれた境遇によって違いがあります。例えばお金でお金を稼いでいる人。2億円を投資信託などによって金利4%で運用すれば年間800万円の利子が生まれる。お金持ちの人はお金にお金を稼がせているので、不労所得といわれる収入を得ることができます。
 私はそのような資産がないので、日々時間と労力を投資して給与や事業所得という形でお金を手に入れています。多くの方も私と同じではないでしょうか?
 資本主義社会ではお金がなければ自由を手に入れられなないといっても過言ではありません。

 もちろん働く目的はお金以外にもあります。それについてはまた別の機会にお話しさせていただきます。

医療費

 私は社労士なので、健康保険および国民年金や厚生年金について勉強してきました。
 保険や年金のことが分かると、生命保険の加入に疑問を抱くことがあります。確率論から考えれば生命保険を使う可能性はかなり低く、使ったとしても掛けた以上の給付金がおりることはめったにないのです。(という私も生命保険には加入しているので矛盾してしまう話なのですが、近々加入内容を見直してみる予定です。)
 
 人はわからないこと、つまり見えない将来の生活に不安を感じています。不安を解消するために多くの人は私的保険に加入し安心を買います。しかし公的な社会保険の仕組みを知らずにいろいろな保険に加入すると無駄が生じます。
 よく病気になったときのために保険に入る人がいますが、病院での支払いは高くても1か月9万弱で済むことになっています。治療費が100万円だと3割負担で30万円払うと考えがちですが高額療養費という制度により限度額が決まっているのです。
 いざというときのために保険は必要ですが、かけすぎは禁物です。病気になったときのための準備は必要なのですが、日本の公的保険制度はとても優れており、いざというときには何とかなるような仕組みになっています。
 例外を除き、いざというときのための保険は足りなそうなものだけを補完すれば大丈夫です。

年末調整でよくある話

 お金に関する計算の仕組みを知らないと、必要ないところへ無駄にお金をつぎ込んでしまいます。せっかく働いて稼いだお金、有意義に活用したいところです。
 お金を稼ぐと所得に応じ所得税という税金が発生しますが、所得控除によって所得税を減らすことができます。年末調整計算をやってみると仕組みがわかるようになります。生命保険もその一つなのですが、5万円×所得税率が限度だったりするので節税対策効果は低いと思います。60歳まで引き出せないというデメリットはあるものの個人型確定拠出年金のidecoの方が節税効果は高いです。
 また、マイホームを建てると住宅控除で年末銀行借入残高の1%が10年間戻ってきます(近いうちに法改正で変更になるようです)。年末調整で住宅ローンの銀行借入残高が2000万円の場合、1%の20万円が戻ってくる計算になるので年収が高く所得税の年間給与控除額が20万円前後になっている方は住宅控除のメリットが大きいはずです。しかし、所得が低く所得税が数万円の人はその数万円がMAXの還付額となります。還付になる所得税は給与で控除された年間の所得税額がMAXです。
 

知らないより知っていた方がいい

 ほんの一部ですが、働く中で避けては通れないお金の知識についてお伝えしました。こういったことは誰に聞けばいいのかわからなかったり、そもそも何が分からないのかがわからなかったりするのではないでしょうか?
 「知らない」を「知っている」に変えてあげれば不安が安心に代わります。お金がすべてではありませんが、お金が人生の潤滑油となってくれることは間違いないです。
 
 また明日から頑張って働いていきたいと思います。 



 
 
 

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