初めてのnoteで働き方改革について書いてみた

初めまして。社会保険労務士の宇佐美です。
現在地元中小企業の人事として勤務しながら、宇佐美労務管理事務所を開設し開業社労士と会社員の複業で活動しております。

今日は初めての投稿ということで、国はなぜ働き方改革をかかげているのかについて簡単にご説明したいと思います。
 まず、第一に少子高齢化社会における働き手の減少があげられます。これは未来のことではなく、すでにその影響はあちらこちらで散見されます。2060年には日本の人口が8,600万人になると言われており、これは明治時代の日本の人口と同じくらいです。2022年現在の約2/3に値する人口となりますが、この数字は総人口数です。生産年齢人口といわれる15歳~60歳人口はさらにこの半数以下になることが予想されます。
 つまり、普通に考えれば近い将来働き手がいなくなって日本経済が回らなくなることが確実視されているのです!
 そこで、ダイバーシティーを掲げ多様性社会を目指し、男性中心のビジネス社会ではなく老若男女および国籍を問わない、また短時間雇用者の活用などにより日本が生き残るための抜本的な施策を断行したのです。それがまさに「働き方改革」なのです。人口減少は「すでに始まった未来」です。

 第二に、日本の労働生産性の低さです。
公益財団法人日本生産性本部の調査によると、2017年の日本の1時間あたり付加価値労働生産性はOECD加盟国36ヵ国中20位という結果だったそうです。主要先進7ヵ国の中で最下位です。
 高度経済成長下では、物を作ればどんどん売れました。いいかえれば働けば働いただけ見返りがあったのです。しかし、今はモノ余りの時代で消費者から受け入れられるものしか売れません。今まで通り仕事をしてもそれが売り上げや利益につながらない時代です。
 「一生懸命頑張って働けばなんとかなる」というやり方では企業は生き残れない時代に突入してしまったのです。
 精神疾患による自殺者もあとを絶たず、悪循環が続いてしまっている状況です。
 そこで政府は時間当たりの生産性を高めるため
・長時間労働の是正
・ダイバーシティー経営
・ワークライフバランス
・両立支援(育児休業や介護休業の法改正)
 といった施策を通して、この日本経済を次世代につなげていく行動にでたのです。
 
要約すると、働き方改革とはこんな感じです。


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