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新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その123 ~ミライハアカルイ~

毎日の感染者数のニュースを聞いて一喜一憂している人も少なくないと思う。ダイエットしている人の体重の増減に対する感情にも似ているように感じる。新型コロナウイルスによって様々なことが言われているが、このまま未来は暗いのだろうか。それに対しては武田邦彦氏の下記の内容を思い出した。

私は彼の持論に対して、ほぼ合意出来る。いかなる時代でも悲観主義者がおり彼らはなぜそこまで悲観的なのかは分からない。

もし10年後を考える時、10年前から今までどれだけの変化があったかを考えてみるといいだろう。2010年まだスマートフォンは黎明期であり、まだ電話と電子メールのやり取りが基本的であった。SNSなどのウェブサービスは開始しているものの、一部での使用されているような状況であった。HUAWEIなどの中国系企業が出てきているものの日本国内ではまだまだメジャーになりきれていない時期である。リーマンショック後の市場の状況が少しづつではあるが回復してきたような状況ではあった。

日本国内に目を向けると2011年の東日本大震災によって東北地方の雇用状況や熊本地震による九州地方の自然災害などによる変化もあっただろう。感覚的ではあるが、2000年代より2011年代の自然災害がひどくなってきていることから、次の10年はもっとひどくなるかもしれない。

東日本大震災により政府から企業に対してBCP(事業継続計画)を根本的に考える必要が出てきた。新型コロナウイルスにより、オフィスで働く必要無いBCPを考えることになっていくのかもしれない。その場合に住居のあり方も変わっていくのではないかと思う。

独り暮らしの1Kアパートは減っていくように思える。顧客と逢う回数も少ないことから時々の出張で完了させるケースも出てくるところもあるだろう。明るく見積もれば、より良いワークライフバランスが出来る世の中になっていくと思われる。

より快適に生きたいと考えている人達がいる限り、人類の未来は明るいと思っている。今、新型コロナウイルスに対するワクチンの臨床実験が続いている。直近の新型ウイルスと言えばSARSやMARSであるが局所的なこともあり状況的に沈静化したようなものである。

やはり100年前のインフルエンザ(スペイン風邪)を引き合いに出すしかないのだろうが、あの時代には電子顕微鏡もなくゲノム解析もまだ確立していない。それに比べてインターネットにて即時につながることが出来る現状と過去は比較にはならないと思う。

しかしながら、科学は万能では無いにせよまだまだ長期戦になる可能性がある。だからこそ、「悲観的」になるよりも、「明るい未来」を考えていけばいいと思う。そんな未来が考えられないのだとすると、現在を直視出来ていないからかもしれない。

私は「明るい未来」を信じている。

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