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2023年の電気通信事業の展望

特に何かを引用せずに徒然と書いていくことにする。

現在の日本の4キャリアの中で、新規の楽天モバイルの苦境は既に知られていることである。年利12%の社債、フィンテック株の売却に加えて、三木谷さんから友人の囲い込み営業が出されたということである。携帯電話事業をスクラッチで開始しようとすると兆の金とかなりの数の人が必要になってくる。それを分かっていたはずなのに押し切ったのにはどういう背景があるのかは分からない。堀江貴文氏がYouTubeで述べているように、事業を存続させるのか、それとも損切してしまうのか2023年にそれが見れそうな気がする。

KDDIの2022年の顧客満足度が4キャリア中で最下位となっているものを何かで見た。恐らく昨年7月の通信障害事故による影響が大きいと思われる。=顧客満足度に対してシビアな側面を持つKDDIなので、2023年何か施策を打ってくるように思える。

またKDDIは3Gの規格がdocomoとソフトバンクと異なるCDMAのため、そろそろ3Gサービスの終了が近付いているはずである。docomoが2026年の予定であったと思うのでこれまでの携帯事業を支えてきたサービスの終了は感慨深いものがある。

今、5Gがサービスを始めているが、ラジオの部分が主だったところであり、コア側はまだ5Gのサービスがあまり使われていない。それよりも整備しきれていない。5Gが仕様として目的としている超低遅延の超高速通信を実現するのは2024年くらいになるのか、それより先なのか。もう少し、今年のニュースに注目していたい。

今年、マイナンバーをアンドロイド上に搭載する計画が上がっているのでそれもどうなっていくのかをウォッチしていきたい。iPhoneは規格の仕様決めの関係上早くても来年になるようである。これが実現すると身分証明書の提示=携帯のマイナンバーとなるはずである。少しでも遅れている日本のDXが進んでくれればいいなぁと思っている。

徒然と書いてきたが特に今年ブレークスルーしそうな技術というのはまだ分からない。ただ、何らかのアプリケーションによる状況の変化はあってもおかしくないように思える。大手企業においては、ハイブリッド型(会社とリモート)の働き方の中で出てくる需要に対して生まれるサービスが今年の鍵になるのかな。

あとはロシア・ウクライナ情勢がいつ終結していくのか。中国とアメリカの小競り合いがどうなっていくのかそういった地政学的なものも含めて荒れそうな2023年になると思っている。

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