新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その3

ニッパチという言葉を聞いたことがあるだろうか。漢字は二八と書く。意味は、『2月と8月。商売が低調で景気が悪いとされる月。二八月(にっぱちがつ)。(https://kotobank.jp/word/%E4%BA%8C%E5%85%AB-592365)』である。年末と年始が終わった2月は日数も少ないことからも年間の売上が下がりやすい。そして今年は、新型コロナウイルスの影響で3月4月にも影響が出てきている。狭い空間に集団でいることで感染することからも、会社によっては飲み会が中止になっている。さらには学校の卒業式などの行事まで影響を受けて、その波及として飲食業界が影響を受けている。同僚の娘さんが3月で中学卒業のため、その謝恩会を実施予定だったが中止となり、卒業式の予定も未定であると聞いている。4月以降のイベントに関してもどうなっていくのか分からないので予定していることが全く白紙の戻ることもありうるというのは辛いものである。昨日もあまりに飲み屋街の閑古鳥がひどいので、行きつけのお店をはしごしてしまった多少の足しにしかならないけれども少しでも支えになればと思う。

今日も会社で同僚に、会社近くの薬局に朝から長蛇の列があったそうだ。恐らく、トイレットペーパーとマスクが目当てなのだろう。こういったパニックな状況で思い出すのは、おもいッきりテレビのみのもんたの発言である。奥さん○○が痩せますよ!という言葉でスーパーからものが消える。やはり人は弱いもので自分で考えて判断するより、誰かに決めてもらうことが楽ではある。こういった誰かの言葉に左右されるのを見ると、教育の敗北のように思えてしまう。紙類より、私が心配しているのは小麦である。昨年末から続いたオーストラリアの山火事、アフリカからインドで猛威を奮っているイナゴ、新型コロナウイルスの影響のある中国。世界の小麦の値段が高くなるんじゃないかと、それによる飢餓が起きてもおかしくないのではと思う。ただ、これに関する数字を持っていないので判断は出来ないし、他の影響が2020年はあるかもしれない。不安になることはあると思うし、そういった時こそどの情報が正しいのかの判断を持たないといけない。国がいつも正しいとはいえないことは、これまでも公害など含めてあるので、それはそれとして情報を鵜呑みにすることは避けたい。オイルショックなどから我々は何も学んでない方々もいることを新型コロナウイルス騒動で知ることになるとは思わなかった。

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