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新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その114 ~マスクをする意味を再度考えるべき~

マスクを着用することでウイルスを防いでいると考えている人が多いように感じる。

マスクが新型コロナウイルスの感染症拡大を防ぐ役割になるのは、「咳やくしゃみのしぶきを受ける可能性がある場合に感染確率を下げる」と判断している。

マスクは「防御」の手段ではなく、感染者の「攻撃力」を下げる役割が大きい。全く防御力が無いのかと言われたらゼロでは無いだろう。それでもここまでマスク着用をすすめる必要があるのかは非常に疑問である。なぜならば、空気中に浮遊しているウイルスをマスクでは完全防御することは出来ないからである。また、マスクと肌の間に隙間が少しでもあれば呼吸によって入ってくることも考えられる。

そのため、感染症対策として重要なのは「換気」「三密防止」「消毒」である。

新型コロナウイルスは換気が悪いところでクラスタを起こしてきた。そのため空気の循環が十分にすることで感染症対策として必要である。

そして、三密防止である。特に、ソーシャルディスタンスを気にかけるべきではある。ある一定の空間に対して入場者数を制限することによって、その空間における人の呼吸から出る物質量はある程度抑えられることが出来る。この空間において、感染者がいた場合、クラスタになりやすい。

最後は消毒である。新型コロナウイルスは、アルコール等で不活性化する。つまりは、手洗いなどをすることで、手指にウイルスが付着したとしても、感染には至らない。今回の新型コロナウイルスによって、手洗いの実施や施設に入る前のアルコール消毒の影響だと思われるが、インフルエンザの罹患数が減っているという報告がある。

それを踏まえて考えていくと、例えば飲食店で感染症対策を実施する場合、店舗は人数制限するしかない。またマスクを取らずに食事をすることは出来ない。

その上で飲食店で店員への感染などを考慮するのであれば、ラーメン屋一蘭のように個別の区切られた空間にして、店内での会話は最低限にするしかないのではなかろうか。

普通にマスクをして生活していても新型コロナウイルスに罹患する可能性は十分にある。店舗が本当に感染症対策を考えるのであれば、入店制限や座席の配置などをもっと徹底すべきである。

また、緊急事態宣言下の大阪府では5人以上の会食を禁止していたりなど人数制限を常に考えるべきである。とは言いつつも既存の飲食店が厳しい状況にあるのも事実である。

コロナを乗り越えれた世界が早く来て欲しいと願うばかりである。

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