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新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その125 ~何に注視するのか~

「ポイント付与、近く終了 「GoToイート」予算上限に―農水省」というニュースがあり、今後の動向が気になるところではある。

私はGoToイートのキャンペーンが必要だったのか考えてみることとする。GoToトラベルは、緊急事態宣言などによって冷え切った旅行関連に対する支援であり、海外からの旅行者も殆どない状況では国内での支援をするしかないから必要ではないかというところである。

さて、GoToイートはウェブなどの予約サイトなどを通じてそこへのポイント還元であり、果たして、予約サイト系の会社と飲食店への支援という立て付けであるが、本当に必要だったのかは疑問が残ってしまう。緊急事態宣言時と同じように、一斉に店内飲食の禁止などを維持していくしかなかったのではないかと思う。それは小さな飲食店等では非常に厳しいことなのかもしれないが、社会リソースのトリアージとして考えるべきでは無いかと思う。

しかしながら、日本の法律上店舗に強制をすることが出来ず、お願いという形になってしまった。日本の場合、そうなってくると全店舗に対して実施するか、中途半端なお願い状態になるかだと思う。新型コロナウイルスの国内での影響はどちらかと言えば奇跡的なものに思えている。理由はなんであれアメリカやヨーロッパに比較した時の感染者数や死者数は落ち着いていると考えるべきである。それを割り切って、店内飲食に関してどう扱うのかは単純に答えが出しづらい。そこには旅行業界に少しでも需要をもたせたい狙いがあり、現地での食事というものは1つの楽しみではあるからだ。

ドライな言い方にはなってしまうが、今回のGoToイート対象のサイトで宅配サービス展開しているところはあったのだろうか。新型コロナウイルス前からやれていれば特に政府支援は必要無かったのではないかと思ってしまう。また倒産閉鎖になっても影響がそんなに無いように思えてしまう。倒産の危機になった場合、サービスに魅力があれば大きな会社による買収も考えられるからだ。ANAやJAL、JRといった代わりが無いような企業を除けば支援されないことが多いとは思われる。

個人的にはマイル以外であまりポイントに左右されるようになりたくないというのもある。お得だから使っていると思いながら、そのサービスの依存に引き込まれていく。GoToイートでターゲットにされた鳥貴族での話など聞いていてもそこまでしてポイント貯めたい?ってなった。別で普段の値段から考えるととても安い値段のランチを高級店で食べたという話も聞くけれどもあまり必要な対策には思っていない。予算が尽きかけているので使用されているのだろうけどなんだかなという気分ではある。

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