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新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その126 ~自粛要請~


現状の新型コロナウイルスの拡大を受けて、東京都は「新型コロナ 東京都 飲食店に時短要請へ 28日から20日間」を実施した。これによって拡散防止出来るのだろうか。

次に気になるのはさらなるロックダウンを実施していくのかどうかである。これは感染者数の増加傾向が変わらなければ実施するのではないだろうか。しかしながら、この年末年始の稼ぎ時ではある。飲食店側もどういう対処をするのかも気になるところではある。今年の4月5月の時のように自粛警察が出てくるのではないかと思っている。

物事の優先順位をどうするのかによって考え方は変わってくることにはなるが、基本的に飲食店内での飲食を行わないことが拡散防止には役立つと思われるが、多くの飲食店がそれでは思ったような利益を得ることが出来ない状態になっている状況ではあった。

ここも優先順位になるのだが、社会の中の人的リソースとして医療関連者は今年の始めから新型コロナウイルスと対峙してきており、例年以上に披露していると思われる。そんな状態で年末年始をどう過ごすことになるのか不安でもあるだろう。

twitterにてある人が書いていたが、新型コロナウイルスとインフルエンザでは重篤患者1人にかかる医療従事者の数が圧倒的に新型コロナウイルスでの負担が大きいという。その上、老齢者が感染し重篤化した時の死亡率はインフルエンザよりも遥かに大きいという。スウェーデンのように医療関連を扱う省庁からICUに入れる基準が出ているような状況が日本でも構築出来ていれば少しは医療の逼迫を防げるのかもしれないが、文化的にそういったメンタルを十分に持ち合わせていないように思える。

こんなに人がいたら感染者数増えるんじゃないと思われるような傾向が都内には多くあることからも、この飲食店への要請がどう動くのかが気になるところではある。大手ディベロッパーのビルに入っている飲食店は従うことになるだろう。この要請を受けて忘年会の予約などのキャンセルも起きるとは思われる、ただでさえ、今年の貸切パーティなど実施されない傾向にあり、100席を超すようなお店は閉店していたりする。また大手チェーン店によってはまだ休業状態のお店もある。

そんな中での要請である。

「年を越せない」と諦めてしまう飲食店も出てくるだろう。何を優先するのかを「言葉」として政治家は伝えて欲しいという願いはあるが中々難しいのが現状なのかもしれない。のらりくらりとしながら来年なんとなく東京オリンピック・パラリンピックを実施することになると思っている。それが政府の方針であれば「言葉」で伝えて欲しいものである。

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