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新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その124 ~密じゃないですか?~

ある感染病の専門家が3月か4月に東京都内だけでも500人を超える感染者が出るだろうと予測した記事を読んだ記憶がある。少し探してみたが見つからなかった。

11月18日の速報で「【速報】東京都で新たに493人の感染確認 過去最多」というニュースが流れた。

私は、山手線の外側のある駅間に住んでいる。両駅ともビジネスビルがあり新型コロナウイルス前は多くの人が8時から9時の間に出勤していたのを覚えている。

今、人数はその頃には戻らないものの増えてきているのは間違いない。

東京都だけでなく他の地域でも感染者数が増えており、北海道は独自に警戒レベルを上げている。日本政府として再びロックダウンを実施するだろうか。その可能性は非常に低いように思われる。

今、日本政府のプライオリティの中にあるのは、東京オリンピックの開催である。ここでロックダウンをせずに成り行きに任せてなんとかなってほしいと願っているのではないだろうか。確かに感染率の高い新型コロナウイルスではあるが、致死率を見ると高齢者を除けば低い。確かに後遺症のケースもあるが、「ノーガード戦法」を取ることもありえる。しかしながら、政府としては表立っては言わないのではないだろうか。

雑誌サイゾーに「【神保哲生×宮台真司×渡邉芳樹】自然体「スウェーデン流コロナ対策」の凄みという対談がある。」渡邉芳樹氏は元スウェーデン大使であった。

メディアが十分に伝えていないスウェーデンの新型コロナウイルスの姿が見ることが出来る。完全なノーガード戦法では無い上、企業や自治体に対しては在宅勤務を推奨している上、メディアに登った「失敗」とは初期にクラスターが起きたにもわかっているにも関わらず福祉センターで高齢者の介護にて多くの犠牲を払ったことであり、ノーガード戦法が失敗ではなかった。また、スウェーデンは個人を縛ることを憲法で禁じていることから、トップダウンでのロックダウンは難しい状況である。

その中でも興味深いなと思うのは政府の透明性(トランスペランシー)が高いことから国民と政府間の信頼性がそれなりにあるという点である。日本の政治の透明度は低いことから政府に対する信頼度も低い。

日常的に、モリカケ、桜を見る会、河合議員の逮捕等をメディアがずっと放送していれば政治不信にもなるだろう。しかしながら、自民党は政権維持をしているという矛盾極まりない状況ではある。

以前のnoteにも書いたが自己防衛するしかない。情報を集め、見極め、行動をする。世の中の流れに無理に逆らっても疲れることも多いだろう。

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