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新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その34

この草稿を書いている段階では感染者数が減ってきている。このままの推移であれば非常事態宣言も解除されるのもすぐにくるのかもしれない。しかしながら、もし再度感染者数が増え続けた時の対応が難しいと思われる。特にこれまで影響を受けてきたライブハウスや映画館はどうなっていくだろう。たらればのことを心配しても仕方無いが、そうなったらそうなったと覚悟決めておけばいいだけである。その際に出てくる方針がこれまでより厳しくなってくるのは目に見えているものの、すでに自粛疲れした国民がどう動くかは分からない。

非常事態宣言が解除されても三密になりやすい業種に対しては自粛が続くと思われる。フランスも5月11日以降は解除されるが7月末まではイベントなどは禁止の方針と伺っている。そのため、非常事態宣言解除の後の流れとして百貨店の再開が1つの目安でもあるかもしれない。後はシネコンの再開である。ライブハウスに関しては当面自粛という流れになるのではないかと心配している。

再開に際して時間がかかりそうなのが学校である。特に給食のある小中学校では食材の調達なども考えると最低でも1週間以上は前準備に時間が必要なのではないだろうか。非常事態宣言が解除されたからといってもマスクなどどういう対応をするのかも決まっていないだろう。教団にビニールのシートが張られた状態でインカムを付けた教師による説明で、生徒は黒板には近寄らないような対策とかするのだろうか。新型コロナウイルス前の授業の姿に戻れるのだろうかという疑問が湧く。Twitterでまわっていたが、このままだと夏休み返上で授業を実施する必要があるらしい。数年前の酷暑に学校の教室にエアコンが無い地域の話があったが、8月にエアコンの無い教室での授業は過酷としか言いようが無い。そういった意味では9月再開はあってもいいと思う。ただし今の学生の扱いをどうするのかは非常に難しいと思う。

これまでにも色々な災害などで影響を受ける世代はあったが、全国的にこれほど長期的に影響を受けているのは戦後に例を見ないのではと思う。全共闘の時代の入試が無くなったなどはあるが、それ以外の世代に影響があったわけでは無い。3月には卒業式が無くなったりしており、10年後に新型コロナウイルスで卒業式出ていないという話が出てくるのかもしれない。新型コロナウイルス前、新型コロナウイルス後、という考え方もあるが、まだ続くかもしれないので新型コロナウイルス中の生き方を模索する必要がある。そしてそれには最低限の人の死が絡んでしまう。

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