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新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その61 ~感染者数1000万人~

NHKのニュースにて世界の新型コロナウイルス感染者数が1000万人を超えた。緊急事態宣言の解除など経済活動再開は時期尚早だったのかをこの投稿で述べていきたい。まだ判断できないが、ここ2週間程の感染者数だけを見た場合、時期尚早と考えざるをえない。経済活動を戻していく反動で人との接触機会が増えることで、感染が拡大していったと思われるからである。感染症に対してまず拡大させないことを注力するのであれば、可能性の高い娯楽施設を止めるしか無い。ただ事業に対する救済は難しいとしても、個々の生活を維持するために何かを早急に実施すべきであったと思う。定額給付金のようなものではなくても、何らかの方法は政府だけでなく、NGOや地方公共団体でも可能であったはずである。なぜここまで感染が続くのかをいくつかの理由から述べていきたい。

テレビの情報に振り回されてしまい、以上に恐怖するか、素直に信じることが出来なくなっているのではないかと思う。最近まで、トイレットペーパーやマスクを近所のスーパーマーケットで見ることも出来なかった。オイルショックの時の騒動を実際にみたことはないが今回と同じような光景であったのだろうか。モノを持つことにより心情的に楽になることはたしかである。今回の新型コロナウイルスで、最も落ち着いた時は、10食分程のカップ麺を買ったときである。今回の騒動が落ち着かないために、あってもあっても落ち着かない人もいるのではないかと思う。

今回の新型コロナウイルスの専門家チームの提言を含めて、行政の判断を信じられない。また、その依頼を守る事の意味を持ち合わせない。今回は新型ということもあり、容易な予測が出来るわけではなかった。日本の感染者数が思ったよりも少ないこともあり、普通に考えると過剰に考えすぎであると思う人もいるかもしれない。今回の1月からの対策チームの対応は十分であったと思われる。ただし、たまたま運がよかっただけであるとも思う。

人間は感情の生き物である。理性で抑え込むことは難しい。そんな中で、ライブハウスや劇場、接客を伴うホストクラブやキャバクラがスケープゴート化されているように見える。この新型コロナウイルスのご時世、クラスタ感染が起こりうるところは十分に対策をもっていても、今は自粛を望む声が大きい。自粛することが「善」であるようなこの状況下では非常に生きづらい。政治家たちが国民にもっと感情を動かすような提言をして欲しいとは思う。

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