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新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その121 ~一人の時間~

中島らも氏の言葉に下記がある。

「会社が毎日、同じことの繰り返しであるなら、
 自分の時間を楽しむための何かを見つけなくてはいけない。
 自分一人で時間を潰すことができる能力を『教養』と呼ぶのである。」

SNSによって繋がりが頻繁な現代において、1人で時間を潰す技術を身につけることが出来るのは大学生ではないだろうか。仕送りやバイトなどをしていても使うことが出来るお金は決まってしまう。社会人でないため、お金に対する自由はそこまで無いが、時間はある。

人によっては大学の図書館で本を借りて読んだり、他にも楽器に時間を使ったりする。それでも大学にたまり場があったりすると、1人の時間は作れないなってしまう。

紙とペンがあれば時間を潰せる人もいるし、音楽を何時間を聞く打でも過ごせる人もいる。

1人で淡々と過ごせることを身に着けていないと、新型コロナウイルス中での就職活動を続けていく中で気持ちが沈んでいくのを助けるのがこういった能力であると思うからだ。

また在宅勤務が中心となっている現状でもこういった能力が気持ちを落ち着けることになると思われる。ニワトリが先か卵が先かというように、やりたいことを見つけるには、まずやってみるしかない。傍から見るのと、実際にやってみることは違う。

勝間和代氏もYouTubeの中で言っているが、仕事は、「好きで」、「得意で」、「儲かること」にすべきであるという。

例えば、歌うことが好きでも、得意でなければ売れない。趣味でやるにはいいが仕事にはならない。逆もしかり。最後の儲かることも非常に重要であると思う。今の社会においては資本が必要になる。その場合、給料などの形で多くの収益を得ることが必要になる。私は、「儲ける」ことも1つの能力であると思っている。それが出来るかどうかは天性で実施している人もいれば、論理的に実施している人もいる。

大学生は4年あるのだからそういった「好きで」、「得意で」、「儲かる」ことを得るにはいい時期だと思う。ちきりん氏も大学生の間に多くのアルバイトを経験しており、その中で自分が得意なことが何かを探している。

私は、これといったものを見つけることは出来なかったが、ITに興味があったことから今に至る。まだ本当に「好き」と言える仕事には出会えていないと思う。「得意」なことはそれなりに分かってはきた。「運用」や「サポート」で人との対応することがどちらかといえば「得意」である。

ポジティブに今後の大学生の視点で考えるのであれば、新型コロナウイルスによって倒産することになった企業に行くことが避けれたということは言えるのではないだろうか。

新しい世界線の中で彼らが、「好きで」、「得意で」、「儲かること」が見つかりますように。

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