見出し画像

新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その4


今日は3月11日である。2011年の東日本大震災を思い出される方が多いと思う。あの時に有名になった言葉として、BCPがある。BCPとは、business contingency plan(事業非常事態計画)の略である。つまりは、非常事態に陥った時にどうビジネスを継続するかを事前に策定しておくということである。2011年の時、一部のIT企業では、まぁ、そういう時はモバイルルータを使って接続することになると思っていたところもある。あの時、地震により基地局が倒れ、通信は輻輳した。モバイルルータは役にたたなかったのである。そして今、新型コロナウイルスが世界中に蔓延し始めている。2011年の大震災から用意を始めても8年ある。リモートワークの可能な環境に育ててきた企業はどれくらいあるだろう。私は、大震災の後はリモートワークで仕事をしていた。今も同じである。

2020年度と2021年度の就職活動をされる方々には、新型コロナウイルスでの志望会社の対応をうまく聞くことは、その会社に柔軟性がどれくらいあるのかの指標になる。また、リモートワークの有無や中国への依存度などもわかってくる。特に面接の最後で、聞くことが説明会の中で思い浮かばない時はここ2年は使えると思う。会社側がテキスト的な回答しかしない場合にもその会社は危険な感じがある。完璧な会社は無いので、それなりに苦労話が出てくるとは思う。それをどれだけ生き生きと話してくれるかどうかではあるかでその会社へのイメージは変わってくる。仕事を決める時の最後の判断になるかもしれない。

2000年過ぎてから、リーマンショックと東日本大震災による内定の取り消しがあったと記憶している。今回も旅行系やバス会社などでは、内定取り消しが起こり得ると思う。また、中国への依存度が高い会社では体力がある会社でなければ2020年内にリストラなどもあるのではないだろうか。ニュースではすでにバス会社のリストラや廃業の情報がチラチラと見られるがオリンピック前後で増えるのではないかと思う。答えがない時代と言われるように少し先のことは非常に読みづらい。新型コロナウイルスは始まりでしかないかもしれない。今、まだ小中学生であればもっと現実的に個人で稼いでいく道を模索していかないと20歳になった時にどうなっているのやら。私はよりよくなっていると信じたいところではあるが、未来のことはわからないからなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?