新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その97 ~第二波とは~
専門家によっては、新型コロナウイルスの第二波であると見解を出している専門家もいる。十分な定義がされていないように思えることからも私は何ともいえないというのが考えである。もしも新型コロナウイルスが季節による流行があるのであれば、インフルエンザと同じ様に冬場に勢力を増すのではないだろうか。その時が本当に第二波が来たと言ってもいいと考えている。
またそこまでにワクチンが無ければ、医療は対処療法しか無いので、国によってはロックダウンを再び行うこともありえる話である。同時に、これまでと同じ様に対処をしない国も出てくるだろう。そうなると日本は特に政府が何も十分な対応をしないような気がするので、国民は混乱するだろう。そこは前にも書いたように自己防衛をしていくしかない。
新型コロナウイルスは、まだ分かっていないことが多いからこそ注意はしなくてはならないと思う。京都大学の山中教授が言うようにファクターXがあるのか、日本人の死亡率の低さは世界的に見ても目立っているので、このまま経済を回していっても問題無いように思える。もしそれを実行すると高齢者の感染者は重篤化する可能性がある。重篤化すると死亡のリスクが高くなる。ただ、死亡のリスクに囚われるわけにはいかないと思うのだ。
また無知による新型コロナウイルス感染による差別も変えていけないだろうか。ウイルスは肉眼で見えるものでは無いことからも感染を完全に防ぐことはまず難しい。どんなに対策をしていても100%は防ぐことが出来ない。感染したことが問題なのではなく、社会として対応していかないといけないのである。
なぜ人が田舎から離れるのかはそういったところからも分かる気がしてしまう。正しいか正しくないかは別として彼らの論理があり、それの基に生きている。そして、それを変えるようなことをしない。変化が必要であると思ってもそんな状況もあり何とも言えない。WHOは新型コロナウイルスに対応するワクチンが出来ない可能性も考えるべきでると少し前に言っていた。真偽はともかく今、世界中に新型コロナウイルスによる被害があるのは事実である。国によって考え方は違っても乗り越えていかなくてはいかないと考えているのは同じであると思っている。
私は、新型コロナウイルスとの「共生」は望んでいない。夏のピークが過ぎこれから涼しくなり、冬が来る頃にどんな状況に世界がなっているのかは分からないが、その時もまだ新型コロナウイルスとの戦いは終わっていないと思う。
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