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新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その142 ~2月7日で緊急事態宣言は終わるのか?~

新型コロナウイルスによってあまり影響を受けていない立場にいるから、ある程度理性的な考え方として医療関係者のリソースの維持をどうすべきなのかが重要なことだとは理解している。そうであったとして、厚生労働省は何をしているのだろうかというのは皆が思うところではある。

これまでに未経験な状況であるからこそトライアンドエラーでやらなければいけないことが何もなされていないように見えてしまっている。実際に何かあるのかにしてもマスコミによって見えづらくもなっている可能性もある。

しかしながら、保健所の対応のあり方、デジタル化への不適切な対応、新型コロナウイルス陽性患者に対する隔離対応とその後のケア等が十分に出来ているのかといえば出来ているようには思えない。どちらにせよ、省庁主体で実施するには限界もあるので、権限の移譲などもあってもいいと思うのであるが、権利とは既得権益の温床でもあることから、今回の新型コロナウイルスでも既得権益にしっかりとしがみついていると思われる集団がいるのだろう。

そういった集団によって疲弊させられていると感じている医療関係者も少なからずいると思われる。医療関係者ばかり優遇されてそれでいいのかと思う人もいると思われる。水平社が言うように職業に貴賎は無いかもしれないが、人によって出来ることと出来ないことがある。国家や企業が認めた資格者のみが出来る仕事などもあるし、体力的に可能かどうかといったものもあるだろう。限られた技術職として医療関係者は限られたリソースとして考えることが出来る。

1人の医者が生まれるまでの時間というのは短くは無い。仮に、医者を新型コロナウイルスで失うことになれば大きな損失ではあるし、罹患すれば最低10日間は医療に従事することも出来ない。新型コロナウイルスにより生活に直接的に影響を受けている人々ならいざしらず、厚生労働省はこの1年何をしてきたのだろうと考えてしまう。

先日も引用したニュースではあるけれども、エリート完了の早期退職数が増えているということからも、優秀な人材を維持できない状況になってきている。決められないリーダーもいるのだろう。決断し進んでいかなければいけないことも多い中、何がこれから起きるのだろうか。とりあえず、何とかなるのではで進んでいくように思っている。そんなんでは2月7日になっても、新規感染者数が減ることはなく、緊急事態宣言も維持されたままだろう。

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