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新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その36 ~「本音」と「建前」~

都心の駅にある商業施設にあるイートイン以外の飲食が徐々に開店してきている。そこには、「本音」と「建前」があると思っている。「本音」としては、収入が無い状態が1ヶ月続いているのでそろそろ開店しないと収入が無い。「建前」としては、政府や都の方針に従って、「三密」にならない範囲で20時までの営業時間で営業しますというものである。どうだろう。どこまでが合っているのだろう。飲食に従事している知人は政府や都の支援では全くやっていけないので開けているというお店もあれば、完全に営業を自粛しているお店もある。雑貨を扱うお店の知人は、この新型コロナウイルスの状況下の購入を控える分類に当たっている上、自粛しているので収入が無いと嘆いていた。とはいえ、その方は資産をそれなりにもっていそうなので大丈夫ではあると思っている。非常事態宣言が出された後も20時までの営業をしていたビアバーの店主に聞くと、非常事態宣言下でも営業しているお店はあり、SNS等を通じて連絡があり、そこそこ人が入っているという。こういった状況があるから、自粛警察が出てくると思う。自分は我慢しているのに、他人が我慢していないのが気に食わない。そういった嫉妬心からくるものだろう。そして、新型コロナウイルスという未知の不安があるから尚更である。

worldmeterで死者数など見ると、アメリカが圧倒的ではある。スウェーデンも感染者の10%は無くなっており当初の報告された2%という数字を超えてしまっている。未知の新型ウイルスに対して、準備して対処しろというのはまず出来ない。患者同様に対処をポイント毎に評価して変えて行かなければいけないと思われる。今は、手段として感染者数を減らす対処だが、結論としてどうなるのかはこれからの状況次第ではないかと思う。

状況ということであれば、なぜここまでアジアと欧米で死者数が違っているのかという点も気にあるところである。人種の違いによる遺伝子的なところで何かあるのではないかと推察してしまうが、それも後日明らかになってくれればいいと思う。気候や風習といったところ以外にも何かあるのだと思う。エボラ出血熱のように感染死者に葬儀などで触れることにより感染を広げてしまったような事実を見つけることが今回の新型コロナウイルスを防ぐことに対して重要になってくると思う。靴を脱ぐことはそこまで関係ないのではと思うのは素人考えだろうか。また公衆衛生の差だけでは説明できないとも思う。

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