新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その27


階層的な援助が必要だと思うのだが、どうやったらうまくいくのだろう。

10万円給付とか1世帯にマスク2枚配布に関して、特にコメントは無い。しかしながら、政府が出来ることは全体的なことであっって詳細をカバーするのは難しい。つまりは、東京都や福岡市が行ったような支援は地域でやっていくしかないと感じるからである。あと政府が出来る部分として税金であろう。特に今回は不動産関係の税金に問題がある。飲食店が賃料を払えず店を閉めたとしてこの状況下で新しいテナントが入れるわけではない。とはいえ、収入が激減しているなかでどうやって行くのが適切なのかは減税と支援をするしかないと思う。そこは金融庁で検討できると考えられる。そうしないと、連鎖的な倒産が続きV字回復は夢で終わってしまうだろう。個人で企業や店舗を支援するにも限界がある。物語にあるような全てを守ることは現実的ではなく、犠牲が必要になってくるのだろう。行きつけのお店の隣りにあったライブハウスは閉店をきめたという情報がSNSで拡散されていた。また、クラウドファンディングのCampfireでは、ライブハウス、メイド喫茶など今回の影響を受けている店舗の支援がたくさん載っている。Campfireを見ていると伸びる支援と伸びない支援の分析が出来そうな気がしてそれはそれで面白い。

階層でいうならば、新型コロナウイルスによって生活が本当に回らない状況の人々に対する支援出来るのはNGOではないかと思う。しかしながら、どこのNGOが何をしているかよくわからないので調べる必要は出てくる。その団体に寄付することで助かる生命もあるのだろう。この寄付金は、確定申告すれば控除額にもなる。

政府、自治体とNGOの間の支援がうまく行っていなければ新型コロナウイルスの自粛やその後の再生も難しくなっていくのだろう。本来であれば相互補助出来ればいいのだが、人は自分が可愛いのでまずは自己満足に走ってしまう。自分が安全でない状態で、他人に施しは難しい。不安を煽られるからこそ、マスクや紙製品の買いだめに走りやすいのである。その中で購入して安心している人は少ないのではないかと思う。そういった傾向のある人は、情報に左右されるからである。一昔前の、おもいッきりテレビのみのもんたが、「奥さん、これが○○にいいんです!」と言うと、スーパーから売り切れになるのと同じである。先日にも書いたが、私はマスクの防御力をあまり信じていない。

やはり過度な自粛は経済を停滞させると思うが、今、地下にあるお店に行くには勇気がいる。

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