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僕にとってのポルトガル代表 EURO2024観戦雑記3

PKを外したC・ロナウドが大泣きしていた。
あー、ポルトガル代表に惹かれるのはこれなんだよなと感じ入った。

初体験は、2000年のユーロオランダ大会。
フィーゴが、対峙した選手の右にボールを出して自分は左から走り抜けかわして行くドリブルをスタジアムで見た。ルイ・コスタの鋭く長いスルーパスに、ヌーノ・ゴメスの躍動に惹き込まれた。大航海時代を想起させるドラマチックな曲調の国歌斉唱に痺れ、応援コールの「ポルトガル」が「プートゥ、ガ」に聞こえた。

華麗と表現された黄金期ポルトガル代表に触れて、熱心に応援するというより、気になる存在になった。

力強さや勝負強さでメジャーサッカー強豪国と並ぶイメージを持ったことはない。地元同級生チーム感や執念深くない感じ。喜んでいるのか泣いているのか区別がつかないような選手の顔を見ているとファドの歌声とギターの音色が聴こえてきそうだ。
ピッチ上とは関係のない要素なんだけど。

主役がC:ロナウドの時代になってからも変わらない。金満生意気選手のイメージ絶頂だった頃も俺様決めポーズが楽しみだった。
2016年のユーロ決勝フランス戦では、負傷交代したのにもかかわらず、テクニカルエリアで監督と並んで仲間を鼓舞していた。

今晩はベスト4をかけたフランス戦

あれからも8年経ったドイツ大会。
アップになった顔に年月を感じる。
もう彼の時代も最終盤だ。 

でもPKを外して泣いている彼と、彼を慰める選手たちを写したテレビ画面を見ながら、これからもポルトガル代表を気にしていきたいと思った。

さて、今晩はベスト4をかけたフランス戦。どんなポルトガルらしさが見られるのか楽しみだ。

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