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迫る喜怒哀楽|ダリ美術館
喜怒哀楽は全部繋がっていると思った。
自分に湧いた感情を、喜びや怒り、哀しみ、楽しみに分けることを間違っているということではなくて、全部抱え込んで生きているんだと思った。
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多くの人は、シュールという表現を、ちょっと変わっているという風に捉えているんだけど、シュールの語源は「シュールレアリスム」。超現実主義という言葉ぐらい知っているけど、「先入観を除いた思考を表現」という説明がしっくりくる。
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美術関連のリテラシーゼロの僕でも、ダリ=ぶっとんでいる、ぐらいの認識で、楽しみにして出かけたのだけど、想像を裏切られた。
陳腐だけど端的に言えば感動した。
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喜怒哀楽が迫ってきた。
たぶん一つ二つの作品を眺めたって、そんな風には感じなかったと思うけど。圧倒的な作品数だから。
そしてまた、僕はダリの「照れ」を感じた。
自分の発露をストレートに出せない感じを「照れ」と言っていいのかどうかわからないけど。
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美術館の真ん中にはダリ本人の棺が置かれていた。
ただ一人の生涯を通じた発露に覆いつくされてしまったような時間だった。へんてこりん、おもしれえ、も含めて。
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詳しい人に馬鹿にされそうなことを書いたかもしれない。
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