「秋晴れが続いています　由布岳も少しづつ赤く染まってきていますよ」

インスタでフォローしている由布院温泉山荘田名加のタイムラインを見て、温泉へ行きたくなった。
宿から見た由布岳の写真に、「秋晴れが続いています　由布岳も少しづつ赤く染まってきていますよ」というコメントが投稿されていた。

大分県の由布院温泉が他の有名温泉地とは違う、僕が好きなところは、一つの言葉で言い表すと「佇まい」ってことになる。
そんなに広大なエリアではないけど、だけど中心地に温泉宿がギュッ集まっているのではなく、由布岳を見上げるエリア全体に、まんべんなく温泉宿が点在している。ダイナミックな見どころなんてなくて、畦道や小径をふらりふらりと歩くのを楽しめる感じがいい。
土産物屋が連なるメインストリートはあるけど、大きな施設やホテルなどまったくない。

由布院温泉を大事にしてきた地元の人達の情熱が受け継がれてきている結果なんだろうな。それを受け継いでいる人のなかに僕の友人がいる。
山荘田名加の主とは40年近く前に神奈川の大学で一緒だった。当時は彼が温泉宿をやるなんて想像しなかったけど、仲間内で一番の穏やかで優しい人柄の、一方で、秘めた強さというか頑固さも持ち合わせていた彼を思い出す。
関東に住む身で僕はなかなか行く機会がないけど、大人向けの素敵な温泉宿です。