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【コロナ禍パリ旅行】滞在6日目①サンドニ大聖堂

10月25日(月)

また夜中3時と7時ごろ目が覚めたけど、昨日よりはぐっすり眠れた。しかもベッドで昨日の日記を読み返してるうちにまた寝てしまって、結局10時ごろまでよく寝た。

起きて窓から下を見るとよその屋根が濡れてて雨が降った気配が。今は止んでる。今日から6日間はミュージアムパスで入れる美術館めぐりなので、あまり天気は関係ないけど、凱旋門に関しては晴れてる時を見計らって登らないといけない。今日は凱旋門は無しやな。

昨日ラスパイユで終始怒り気味だったアジア系のおばさんから買ったカンパーニュのパンを朝ごはんに食べてみたけど、至って普通。バターとチーズにはよく合うけど、こんなもんなんだろうか。

掃除機をかけて、気になっていた床の拭き掃除(除菌スプレーで)をやったりしてたら家を出るのがまた昼過ぎてしまった。ていうか床めっちゃ黒かった。土足禁止なのに。クイックルワイパーの本体はクローゼットにあるから、ウェットシート買おうかな…掃除グッズばっかり買ってるけど。

そういえば今日は月曜だからナヴィゴの1週間パスをチャージしなくては。このパスは買った日から7日間ではなく、何曜日に買おうとその週の日曜日で切れる仕組み。私は木曜にパリに着いて買ったけど、空港から市内への移動とフォンテーヌブロー、バルビゾンの交通費も全て乗り放題に含まれてるから元が取れたどころか18ユーロ得した👍🏼チャージは公共交通機関の公式アプリからできた。支払い方法はApple Pay。便利な世の中だ。

いつも混んでる地下鉄に乗って、まずパリ市境を北に越えたサンドニの大聖堂へ。ベルサイユのばら愛読者としてはルイ16世とマリーアントワネットの墓参りは外せない。

地下鉄のどこかの線が止まっていて、理由が「忘れ物のため」らしい。日本なんて自分で終点まで取りにいかないといけないのに、パリのメトロは電車を止めてくれるのか😮

サンドニ大聖堂に着いた。この付近は雰囲気が良くないと口コミに書いてあって、地球の歩き方から無視されているエリア。確かにちょっと荒れてる感じだった。

中は広くて荘厳な雰囲気。ここに歴代の王室の人々の棺が置かれている。

フランス王室の墓ともなると彫刻が豪華。ルイ16世とマリーアントワネットは地下に安置されているので階段を降りる。

まず小部屋に2人の第三子ルイシャルルの記念碑と心臓が…(ルイ16世が処刑された時もう王政は潰れてたけど、名目上はルイ17世)

この子は父親が処刑された後、一般市民になるための教育を施すという名目で母のアントワネットと引き離されて、2年間幽閉・虐待されて病死したことを考えると気の毒すぎて涙が出た。

え、アントワネットとルイ16世はこの6つの黒い棺の真ん中?地味すぎじゃない?正式な葬儀をやってないからなのか?写真で見た2人の彫像はどこに??

地下には彫像はなく、また地上階へ上がった。

これはルイ12世と妻の墓らしい。16世とアントワネットとの差…


いたー!小部屋にいた!

うう、ひざまずいて祈ってる😭
この人たちは民主主義の実現のためには必要な犠牲だったけど、歴代の他の王族に比べて特別悪かったわけじゃないだろうし、旅の予習でベルばらを読み返すともう全然悪くないと思えてくるので、オスカルよりアンドレよりルイ16世が処刑されるところで一番泣いてしまった私は涙を禁じ得なかった。

アントワネットも確かに国民のお金を使いすぎたけど、14歳で知らない人と結婚させられて、その人から構ってもらえず寂しかったという理由があるし、情状酌量の余地はあったのに😭


彫刻としても素晴らしいし、とにかくきちんと埋葬してもらえてよかった、そして今は(というか死んだ直後から)天国で家族全員揃って楽しく暮らしているのがせめてもの救い。

さようなら。お参りできて良かった。(自分の祖父母の墓参りには行かないくせに…)

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