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【コロナ禍パリ旅行】滞在4日目②バルビゾン

10/23(土)続き

バルビゾンは小さい道に小さいお店が並ぶ芸術の村。

さっそくミレーが住んでいたアトリエへ。入り口がさりげなすぎて見落としそうだった…

入館料を払う時レジでのおばさんが「どこから来たの?」と訊いてくれて日本というと「それならぜひマツリを見ていくべきよ。あっちでやってるの」と。祭り…?確かにさっき通った広場で何か祭りというかフェアみたいなことをやってたけど、なぜこのおばさんは日本語でマツリというのだろう。

ミレーの油絵やスケッチ、ミレー以外のバルビゾン派の人の絵も。 日本語の説明文もあった。

昨日のイヴサンローラン美術館と同じく、あっという間に見終わってしまった。この分だともう一軒の美術館もすぐ見終わるだろうし閉館までまだ時間があるので、一息つくことにした。

La Juxtapositionというサロンドテ(ティーサロン)。口コミの評価が高いだけあって、なかなか混んでいて店員のお兄さんとお姉さんは忙しそう。

入り口のレジで注文してお金を先に払うシステムだったのでフランス語のメニューをなんとか読み解いて、フランボワーズ、ライチ、バラのフレーバーティーとモンブランを注文。あと水もなかったので、お兄さんにボトルドウォーターある?と訊くと、1リットルくらいのガラス瓶を出してきたので「いえ、テイクアウトの…」というと500mlのエビアンを出してくれた。

お茶の専門店らしく日本の煎茶系のフレーバーティーやウーロンミルクティーなんていうのもあって、どのお茶を頼んでもこの急須っぽいやつに淹れていた。

お茶はもちろん、モンブランの中には生クリームとフランボワーズのジャムみたいのが入ってて美味しくて9キロ歩いた疲れが取れた。店内も落ち着いた明るいインテリア、店員さんの愛想も申し分ないし、トイレが日本のおしゃれなカフェ並みの綺麗さだった。おすすめ。
公式サイトはこちら↓


まったりしてからもう一軒の美術館へ向かう途中でマツリの謎が解けた。

こんな田舎町でジャパンウィークというのが開催されていたとは…今日が最終日らしい。日本人は全然見かけなかったけど、誰が主催してるんだろうか。


残念ながら祭りに参加している暇はないので、またもや入り口がさりげなすぎるバルビゾン派美術館へ。元々バルビゾン派の画家たちが下宿していた家だったらしい。

当時の生活の様子が再現されてる部屋では、なぜか鳥の丸焼きがやたら強調されていた。

おぉ、今日歩いたフォンテーヌブローの森!昔から全く変わっていないことがよく分かる。

当時の写真。馬車以外はほぼ今も変わってなくてすごい。

ミレーの絵もあった。しかしこれまたあっという間に見終わってしまった。

これまたさりげなすぎるバス停。時刻表によるとムーラン駅へ行くバスがあるはずなのに、GoogleマップとCitymapperではこのバスがないことになっているので不思議に思っていたら、よく見たら「学校がある日のみ」と書いてある。そして今は秋休みだった…なるほど。

じゃあ他のバスに乗ってフォンテーヌブローの駅に行くか、Uberで最寄りのボワルロワ駅に行くしかない。でもその前に、ミレーが晩鐘とか落穂拾いを描いたあのバルビゾンの畑を見てみたい。Googleマップによると、歩いてるうちにすぐ畑が広がってそうな気配もするし。

お店はなくなって、普通の住宅街になってきた。こんなところに住んでるなんて羨ましいなぁ。

あった、畑!夕陽の感じが完全に晩鐘で泣きそうになる。

広ーい!北海道みたい!本当に癒される風景。バスの時間なんてどうでもよくなる。歩いてみて良かった✨

畑を充分堪能した後、Uberを呼んでも電車に間に合うか微妙な時間だったので、バスでフォンテーヌブローに戻ることにして、バスが来るまで教会へ。

バルビゾンに相応しい地味だけど素敵な教会だった。全然使わない現金の小銭を全部献金箱に入れて蝋燭を灯してお祈りした。

バスに乗って、森の車道を通ってフォンテーヌブローへ。歩くと2時間半かかったけど、バスだと30分程度だ。

無事に電車に乗って40分ほどでパリのリヨン駅に到着。20時近くになってしまった。「タクシー?」という勧誘(?)のおじさんに「ノンメルシ」と断ってバスでアパートまで戻って、ファブリーズをダウンコートにかけまくる。

歩いて疲れてるし、晩ご飯よりまずお風呂だ。バスタブにお湯を貯めながらジーンズにもファブリーズをかけまくり、持ち物も消毒しまくる。ファブリーズはすでに半分なくなっている😓

日が落ちてから寒かったので日本から持ってきた葛根湯をお湯で溶かしてる時に、あっお風呂のお湯貯めすぎてないかな?と思ってバスルームに行く。ファブリーズが床に飛び散ってたらしく、思い切り滑ってよろけて、バスルームのドアフレームに右の頭を強くぶつけてしまった…しかも手に持っていた葛根湯の液はドアに飛び散った…

実は2日目にも棚の角に左の頭をぶつけていて、滞在4日で2回も頭を打つなんて…脳は大丈夫だろうか。怖い。

お風呂のお湯の量は大丈夫だった。とりあえずお風呂に入りながら、病院で脳のスキャンを撮ってもらうべきだろうかと考える。髪を洗う時も触ると痛い。

心配しながらも晩ご飯に昨日ピカールでゲットしていたブロッコリーなどのボイル野菜に、カマルグの塩と日本から持参した胡麻油をかけて食べる。おいし!やはり胡麻油は最強だ。そしてピカールの冷凍食品のクオリティが素晴らしい、安いのに。

いつもどおりYouTubeなどを見てから就寝。バタやんちゃんねるで土曜日配信のコラボシリーズ、コウケンテツ先生。くわばたさんの面白さと先生の穏やかさに癒される。



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