見出し画像

I See The Light #1(簡易

人は生まれたら必ず死ぬ。いきなり何言ってんだこのオジさんと思うだろうが、まぁ聞いて欲しい。
人間は始まりから終わりまで膨大な時間の中を過ごす。

どれだけかと言うと、1年間を秒数に直すと分かり易いかもしれない。
一年という時間は秒に直すと、31,536,000秒もの時が流れる。

例えると、175,200個のインスタントが作れる。(3分換算)
お湯を注ぎ、一個のラーメンが出来上がる間でも長く感じるのに、その17万5千個以上のラーメンが出来てしまう時間が1年である。

ちなみに、今の日本人の平均寿命は84歳(2019年調べ)である。
あなたが学生ならば、一年間の間に様々な出来事や体験が、学校やプライベートで起こるだろう。

その84倍の時間を死ぬ迄に過ごす事となる。

その時間の中で様々な出来事が約束されている未来、断る毎に誰しもが自らの判断を迫られる。

なんの判断かざっくり言うと、闘うか、逃げるか、の判断だ。

例えば、好きな相手に告白するのか、何もせず遠巻きでチラチラ見て満足するのか。
はたまた、嫌いな人に対して話し合う事で向き合うのか、何も話さずその場から立ち去り避けるのか。

生きる為に、その判断をしなければいけない。

地球上の生命体の中で最強の座にあり、繁栄を謳歌している人間。
その人間という生き物には特徴がある。
これは人類全てに当て嵌まる、言わば習性だ。

「自然と苦難を避ける」

という、異常なまでの、敏感な習性だ。

この習性のお陰で今の人類は地球の支配者として君臨出来ている、と言っても過言では無い、多分。
何故、その様な習性を人類だけが獲得出来たかと言うと、人類は「同じ」と言う概念を器用に駆使する事が出来たからであるが、これはまた別のお話になるので割愛する。

つまり、生存本能とも言える習性を人類はみんな持っている。嫌な事を敏感に感じ取り、避ける事で危険から身を守る事が出来た。

しかし、ここで問題がある。現代の日本において、昔の様な危険は激減しているという事実だ。

寧ろ、生活において多少嫌な事をする事で、逆に身を守れたりもする。
学校に行ったり塾に行ったり、働きたく無いけど働いたり…。

そう、遥か昔に獲得した習性が役に立つ時代では無くなった訳だ。
苦難を避けず、我慢して宿題をこなした方が、怒られないし、成績も下がら無い。
苦難を避けず、我慢して休まず働けば、会社の人間関係も悪くならないし、働いた分お給料が増える。
似たり寄ったりの経験や知識は誰もが持っているはず。

苦難を避ける事より、我慢をした事で得た知識や経験が、自分にとってどの様な利益になるのか、その未来を考える必要がある。

その考え方は、大きく分けて2つあると思う。

①理性で出す判断
②道徳で出す判断

2つの考え方により、苦難に立ち向かうのか、はたまた苦難を避けるのか。
その2つを考えることこそ、大昔の習性から解放され、自分が望む未来を掴む希望になると思うのです。

しかし、一見良い事の様に見える事も、良く見ると悪い面があるものです。

いま話した事も、良い面、悪い面がある事を理解しなければいけない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?