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歩いていける距離ではたらきたい③

続きも書きます、と書いておきながら、随分と間があいてしまいました。
4月1日に途中まで書き、いつの間にか5月も後半になるじゃないか!!久しぶりにログインし、驚愕しています。←という事を書いていて、まさかの9月です!!なんと!
noteのはじめかたの、もっとも大事なこと、を目にして、コツコツ続けてみようと気持ちを新たにしているところです。

これまでのお話しはこちら。

前回は、第二子出産後、実際に「歩いて行ける距離」で、「正社員待遇」の仕事に就けたところまで書きました。



天職と感じた職業相談職


元々、新卒で入った絵画販売の会社も、お1人お1人のニーズにあわせた提案をする提案営業職。高額な商品ゆえに、お客様の心の奥深くまでお伺いし背中を押させて頂くことが多い職業でした。そして派遣営業では長期的な就業へ向けたフォローアップがメインだったので、そこでも派遣スタッフさんお1人お1人の状況を伺いお話しを聞き、時にクライアントへ改善を求めて行ったり、スタッフさん自身への提案も多かったです。
経験と、元々の”人に興味がある””人の成長に関わることが好き”という特性から、職業相談部門での仕事は、「天職」と思えるような仕事内容でもあり、キャリアコンサルタントの資格も取るきっかけともなります。
給与も、出産前と同程度に。息子たちのお迎えも前よりも早く、子育てと仕事の両立に慣れてきて、自分の好きな仕事が出来ている、まさにそんな状況でした。

3人目の妊娠

転職前から、”いつか娘も欲しい”という気持ちはありました。
もちろん、転職直後に妊娠、という事は考えておらず、きちんと転職先に貢献して、数年後に授かりたい、と考えていて、当初からそのことを上司や同僚とも話していました。そして、きっと、第3子となる「娘」が来てくれなかったら、今も私はあそこで働いていただろう、と思えるほど、当時の状況には納得をしていました。娘を授かり、生活は一変。
育休代替の職務だったので、全く同じ場所での勤務はないものの、大きな組織なので、どこまでなら通勤可能かを聞かれていました。

稽留流産の診断、そこからの一変。

妊娠と同時に、勤めていた場所でとんでもない事件があり、組織への不信感が募ったことも大きかった。実はここのタイミングが重なり、一度産婦人科で稽留流産と診断され、あれよあれよと手術の日を告げられたのでした。

どこか冷静に、あんなことがあった今だししょうがないのか、、と頭で考えている自分と、まだ病院の中だし、周りは幸せそうな妊婦さん、泣かない、泣かない、と思っていても、とめどなく溢れてくる涙。1人になった途端、泣き崩れる。職場に経緯を伝え、休みをもらう。胃腸炎にも感染。当初、胃腸炎とつわりの区別もつかず、心臓が動いていない、といわれてもなお、身体は妊娠初期だよなぁそうだよなぁと大泣きしながら涙と共に、身体の中のものが全て出ていくような状況。

職場に、1週間程度の休みを申請し、いざ、当日。
お腹の赤ちゃんの様子を確認する前に、手術の説明を淡々とする先生に向かって、主人が物凄い剣幕で、もう一度ちゃんと見てくれ!!手術する前に確認するんだよな!?と。
。。。すると、!!
赤ちゃん、動いてますよ!!良かったですね。

その後の妊娠生活で、3人の妊娠の中で一番つわりが軽かったので、あぁ、あの時は胃腸炎だったんだな、と理解したわけです。

6年ぶりに授かった命。そのために。

天職と思っていた仕事。周りの人間関係にも恵まれていました。
職場の組織体制に大きな不信感を募らせたことと、妊娠のタイミングが重なったことも、運命だったのだと思います。
流れるように、必然のように任期満了のタイミングで専業主婦を選択することになりました。

出産当時、長男が小学2年生、次男が年長でした。
”家で「おかえりなさい」が言える生活”を娘のおかげで手に入れる事も出来ました。

働いていると、いろんな事情はあると思いますが、
一度は「おかえりなさい」が言える生活に憧れていても、よっぽど職場環境に嫌気がさしている、というような状況でない限り、生活水準やその後の教育資金の事などを考えて、いざ実行に移そう、となるには相当の覚悟のようなものがいる気がしています。
私自身もそうでした。
それでも、この時ばかりは、正社員職に未練なく、
よしっ!どっぷり子ども達との時間を過ごそう!と決められました。
そしてそれは、図らずも、長男を0歳児で保育園に預けた際に、当時の葛藤を書いていたブログでも綴っていたことでした。

今は預けて働けても、小学校になっても同じとは限らない
だから今は離れるのが寂しくても、働けるうちに働こうと思う。

そう、保育園のうちは、手厚く見てくれる状況だから働きやすいが、状況が変わるにつれどうなるかはわからない。そんな風に、既に思っていたのでした。

3人目の出産ももう4年前の事。
また、状況は変わっています。
長くなってしまいましたが、現在はどうしているか、次に綴りたいと思います。ありがとうございます。


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