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「継続は力なり」と壁に貼るよりも効果的だった、たった一つのこと

今回は、「 #日々の大切な習慣 withライオン」のテーマが凄く素敵だったので、わたしも大切な習慣について書いていきたいと思います。
*前回エントリのタグ登録時に偶然見つけたテーマで、そのときにも一応タグ付けさせてもらいましたが、ちゃんとそのテーマのエントリを書きたいと思ったのがきっかけです。

先に、結論から書くと、わたしにとっての日々の大切な習慣は「お気に入りのペンで、手書きで文字を書くこと」でした。
ただ、そのことがわかったのは、毎日の習慣にしたいことを、ちゃんと定着させる動きを続けてきたからだと思います。

今回は、そんな私の習慣化術に関してシェアしていきますので、「継続とか習慣化とか苦手で…」という方にこそ、ぜひ読んでもらえたらうれしいです。
なぜなら、わたし自身、継続に対して苦手意識が強く、「コツコツやるのはどうしても苦手で…」と言っている張本人だったからでした。

アーティスト気質をこじらせて、継続が苦手だった自分

自分のモチベーションや気持ちに浮き沈みがあることは自覚していましたし、短所だということも自覚していました。*実際に、転職の面接でそのまま伝えたら見事落ちました(笑)

ただ、短所は長所の裏返し。浮き沈みがあるからこそ、ノリにノっているときの爆発力は凄まじく、そこが自分の長所であると思っていました。そして、何より、それがアーティスティックであり、カッコいいとさえ思っていたのが、いかにも20代中ばの若者らしい、自分のイタいところでした。

大きな転機となった休職

そんなわたしが変わるきっかけとなったのが、適応障害による休職期間でした。
年齢を重ねていることもあり、やはり、テンションや気持ちに頼るようなやり方はよくないし、何より続かないと思っていました。
これからも、健康に働き続けるためには、考え方を変える必要があるかもしれないと思い始めます。

読書や動画など、多くのインプットを行っていたこの時期に、習慣化の本もたくさん読んでいきました。

そこで見えてきたことは、

・モチベーションやエネルギーが高いとき:仕組みを作る
・ダウナーなとき:ほぼ自動運転で最小限のことをできるようにする

ということでした。

このことを意識するようになったから、エネルギーが十分なときに、タスクをプラスアルファで1つ2つでやるのではなく、管理フォーマットの見直しや「こういうものがあったらもっとやりやすいのでは」などの、仕組み側を考えるようにしていきました。

最初に意気込み過ぎない

わたしの場合、一番最初に作ったのは、スプレッドシート(Google版のExcelのようなもの)で作った毎日ToDoの管理表です。
会社から、不定期にこういうのはやらされていましたが、お恥ずかしながら毎回その場限りでフェードアウト。

ただ、今回は、やらせらているToDo管理ではなく、あくまで、自分自身が取り入れたいものを並べた、自分のためのToDo表です。
しかも、その項目はわずか4つ。さらに、一つ一つの項目も「ペン習字の練習帳を開く」や「本棚を見る」など、限りなくスモールステップの行動のみにしたものでした。

これはシンプルに、ハードルを低くしてやりやすくしたという側面もありますが、もう一方で、継続を念頭に置いたものでもあります。つまり、極端な話、ちょっと体調が悪くても途切れないもの、忘れててもパッとやればできるものであるかどうかという観点でも設定しています。

続かなくなっても落ち込まない

もう一つ、継続するためのコツとして挙げられるのは、できなかった日にあえて赤い字で大きくバツを付けたり、何日続かなったら〇〇という罰を与えるなど、過度に自分を罰しないことです。

もちろん、いわゆる「ブラックモチベーション」と言われるような、「バツがあるほうが燃えるんだよね」という方はそちらのほうがいいかもしれません。

ただ、多くのみなさんは「今までも継続できなかったし、自分に甘いからなぁ」と言って、自分を罰してきた方ではないでしょうか。いっぱい厳しくしてきた方は、ここらで少し優しくしてみてもいいかもしれませんね。

優しくすると言っても、決してなんでもかんでも許すという話ではありません。例えば、難易度設定がよくなかったのかとか、時間を決めてないのがよくなかったのか、そもそもその項目への本当のモチベーションが湧き出るようなものではなかったのか、などなど、あくまで仕組側・設計のほうに問題があったのではと考えるやり方です。

「継続」は仕組みが9割

いかにも本屋で並んでそうなタイトルですが(笑)、ここでタイトル回収です。
ここまでの話をまとめると、以下のような形になります。

〇エネルギーやモチベーションが高いときに仕組みを作る or 見直す
〇見直すときには、以下の項目をベースに考える
 ・難易度設定は適切かー易しすぎて意味がないと思ったら上げるパターンもあります。また、週に何回とか、頻度を調整することも有効です。
 ・実際に行う時間を想定していたかーA or B or Cなど時間や行動に選択肢を設けておくのも有効です。
 ・できないときがあっても気にし過ぎないー自分を責める必要はありません。仕組みを見直せばいいのです。

継続の一番の敵はやめてしまうこと。しかし、それはできなかったことではありません
継続するためには、やめないこと。それはずーっとやっていることではありません。何度でもまた挑戦すればいいだけのことでした。

わたし自身もそれを繰り返し、例えば、遅々として進まなくても、字の上達を実感できていなくても、わたし自身がやりたいから、そして、向き合っている時間が好きなので、ペン習字練習帳は今も毎日ToDoリストに入れています。
また、内省しながらA4用紙にまとめる時間や三年日誌など、ToDoリストを見直しながら、自分にとって、手書きの文字を書くことがメンタルのためにも、自分自身の活動のためにも大切だということに気づきました。

とは言え、それは簡単なことではないですよね。わたしも含めて、多くの場合は、「前にもやったけどダメだったし」とか、「また途切れてしまうのが怖い」というネガティブなイメージが、踏み出そうとする一歩にまとわりつきます。
ただ、もしかすると、それは自分で生み出した、見栄という名前の幻想かもしれません。そして、その幻想は、開き直った人間にめっぽう弱いと来ています。

わたし自身も3年以上この毎日習慣を続けていますが、未だに項目を減らしたり増やしたり、内容を変えて見直し続けています。
そして、そうした改善を続ける向き合う姿勢こそが、何よりも継続するための一番大切なことなのかもしれませんね。

もし、あなたのなかに過去挑戦して封印してしまった思いや、「またやってみようかな」と思うことがあれば、わたしと一緒に習慣化に挑戦してみませんか。

わたし自身の毎日習慣の一つとなっている三年日誌や、それを始めるきっかけになった休職期間の内容は、以下のエントリにまとめています。
もし、気になった方は、そちらも読んでいただけたらうれしい限りです。

ぜひ、みなさんの感想やエピソードもコメントで教えてくださいね。
特にコメントをいただけると、文字通り飛び跳ねて拝見しています(笑)

#日々の大切な習慣

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