裏町つばめ

逆噴射小説大賞に応募したくてアカウント作成しました。主な活動は二次創作ですが、こちらに…

裏町つばめ

逆噴射小説大賞に応募したくてアカウント作成しました。主な活動は二次創作ですが、こちらにはオリジナルのものを伸せていく予定です。

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俺と老博士のDead or alive

 山奥にある廃屋を探索中、目の前にゾンビが現れたので、俺は持っていた拳銃を撃つ。この国では、今、人口の三分の二がゾンビだ。南博士特製の銃弾のおかげで、ゾンビは蛍光ピンクの粘液になって飛び散った。南博士が勝ち誇ったように笑うと、ポニーテールにした白髪が揺れる。 「さすが私の作った対ゾンビ兵器だな」 満足げな南博士の背後からもゾンビが出てきたので、再び拳銃を撃つ。南博士の白衣や服が蛍光ピンクの粘液まみれになり、南博士が抗議の目で俺を睨んだ。俺は彼の服を洗濯せざるを得なくなった。

    • 彼岸花の守り人 

       六畳一間のアパートで、相棒のアキトと夕食のメニューについて揉めていたら、畳の上の二人の影が波打ち始めた。「影喰い」が騒ぎ始めた合図だ。 「よし! 先に影喰い倒した奴が夕食決めていいって事にしよう! 俺、ピザね!」 そう言うが早いか、アキトが自分の影に足から沈み込んでいった。冗談じゃない。今日は肉じゃがの気分なんだ。俺は自分の影をくぐり抜けて、影の世界に急いだ。  影の世界は空も地面も黒のグラデーションでできていて、ただただ、平らな地面が広がっているだけだ。しかし、今日は俺と

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