「言葉」について考えている。

言葉というものは、ものすごいパワーと影響力を持っている。最近そんなことを考えていた。

言葉から勇気をもらい、言葉によって前進する力に変わり、言葉が新しい一歩を踏み出す後押しをすることもあるだろう。そして、自分自身の言葉で気持ちが前向きになったり、頭を整理できたりもすることもある。

また、過去の偉人や経営者の言葉は、独特の重みや説得力がある。時には人生に大きな影響を与える場合だってあるかもしれない。

一方で、悪意のない言葉でも人の夢を奪い、モチベーションを下げ、時には考えられないような状況に追い込んでしまうことだってある。。

古代日本では言霊(言葉に宿る霊の意)が宿ると言われていた。言葉には魂が宿っていて、その言葉がきっかけで現実に何らかの影響を与えるということなのだが、もちろん科学的な根拠はなく、個人的には魂や霊などはよく分からない。スピリチュアル的な概念で捉われることも多いそれではあるが、確かに影響を与えてるのではないだろうか。

そんな言葉を話す人間は、「賢い人間(ホモ・サピエンス)」と言われ、言葉と道具を唯一使える存在として食物連鎖の頂点に君臨している。言葉と道具の使い方でこの世に存在している様々なものに影響を与え、人間の思うような方向に進んでいく人間中心の世界が形成された。(もちろん知能・知性もあるが)
しかし、我々に与えられた絶対的とも言えるそれは、我々が想像しているよりも大きなパワーと影響力を持ち、使い方を一つ間違えるだけで善にも悪にもなってしまう。

もちろん、そんなことを常に考えるのは何とも生きにくのだが、世界は自分が中心でまわっているのではなく自分以外の他人が存在している成り立っている。私自身、自分の言葉に責任を持てなかった経験は多い。結局それも第三者がいるからこそ、責任と後悔を感じるわけで、世界に自分一人なら誰にも迷惑はかけないし、言葉は必要ないと思う。

改めて、言葉はものすごいパワーと影響力を持っている。そして、普段の自分の言動によって、自分・他人・現実の何らか確かに影響を与えている。

そんなことを考えている。

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