ロシアのウクライナ侵攻について、事情はどうあれ・・・

ロシアのウクライナ侵攻については、(ネット上ならではの珍現象かもしれないが)ウクライナ側の挑発(=[取り持つ独仏の手前、彼等が渋々呑んだであろう]ミンスク合意の不履行)や軍産複合体の働きかけに応じた米政府の調略(=NATO東方拡大やオレンジ革命はプーチンが言う脅威論のとおり)が背景にあるとする説を支持する層が日本でも少なからず見受けられ、ロシア軍(or FSB?)の非人道性がクローズアップされるほどに、頑なに「プーチン悪くない」論を声高に叫ぶようになっているようだが(なお、ディープステイト陰謀論への紐づけ[そもそも軍産複合体自体をDSそのものと位置付ける向きもある模様]や「バイデンやその下の[ウクライナ疑惑も絡む?]ゼレンスキーはDSの操り人形」なる侮辱については荒唐無稽。プーチン政権と傀儡ロシアメディアの「極右・アゾフ大隊とその庇護者であるゼレンスキー[ちなみに彼はユダヤ系とか?]政権はネオナチ」論は言語道断。)・・・仮にそれ(ウクライナ側の挑発や軍産複合体由来の米政府の調略)を事実として認めるに至ったにせよ、一方的な侵略、その後の一連の非人道的行為(民間人の虐殺に至っては残虐そのもの…まさかプーチン擁護派と言えども傀儡ロシアメディアよろしく「ウクライナの自作自演。フェイクだ。」などとは言うまい?)に対するロシア〝プーチン帝国〟のあまりに重大な責任は、一切合切拭えるものではないはずである。
さらに…プーチンが言う「兄弟国」論やウクライナのロシア系住民の「保護」名目だが、ホロドモールやクリミアタタール人の強制移住の歴史を紐解けば、ウクライナ側にしてみれば全くもってトンデモ発言だし、さらに歴史をキエフ・ルーシまで遡るならば、むしろ「兄」はウクライナであって「弟」がロシアなのである。そんな関係性でもって、(上記のように)事情はどうあれ横暴な大国が言うことを聞かない隣の小国(相対的にみて世界の中では小さくはないのだが…)を力任せにどうこうしていい道理はないのである。

【参考】

https://www.data-max.co.jp/article/46308?fbclid=IwAR0SaNCHqXs0M6hU--ei-ybWh5C21zBplZ0NCUp-_LO_ozXCmacKR0AEeQg

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