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みんな全力で生きたい 〜人気マンガを見て思うこと

少し前ですが、鬼滅の刃・刀鍛冶の里編が終わりましたね。
最終回の炭治郎が見せた人の命の選択への葛藤と禰󠄀豆子の想いのこもった突き放しは、優しさに満ちていてじんわりしてしまいました。
その後の「良かったね」の連呼にも、つい共感してしまいましたが、皆さんはどうだったでしょうか。

先週の金曜日、いい演出だったなあと思い返し、会社帰りに電車の中でもう一回見てしまいましたが、その時に鬼滅の刃や人気のある漫画に共通する一つのことに気がつきました。

それは、主人公やその他のキャラクターが「全力で生きている」ということ。

炭治郎は、普通なら戦いを止めてしまうような深手でも立ち上がり、その先のことなど微塵も考えていないかのように、最後の一滴まで力を振り絞るように力を出し切ります。刀鍛冶の里編では、最後に突然気絶していました。

そろそろ終わりを迎えそうなONE PIECEも、ルフィやその他のキャラクターが瀕死になりながらも、自分の信念や仲間のために力を振り絞り敵に打ち勝つシーンが多くあります。ルフィは、何度白目を向いて倒れ、その後「にぐー!!」と叫んだことでしょう。

サッカー漫画のブルーロックも同様です。FWとしてのスキルを研ぎ澄ますためのさまざまな仕組みのある施設で繰り広げられる成長物語ですが、主要なキャラクターは全員何かを背負ってその場に集まっていて、生き残ることに必死で、その必死さゆえにギリギリのところで成長をしていきます。

これらの漫画の中で表現される「全力で生きる」ということに、多くの人が魅力を感じているから人気があるのだと思うのですが、いかがでしょうか。

私自身、あんな風に後先考えずに「全力で生きる」ことに憧れがあり、だからこそ、それぞれの物語に感動し、ページを捲り続けてしまいます。私にとって「全力で生きる」ことは、非日常なんだなと思い知らされます。

でも、それでいいのだろうか、という疑問も湧く。湧くと同時に、それではダメだ、と別の自分が言うのも聞こえてくる。私は、全力で生きたいんだ。非日常ではなく、「全力で生きる」ことを日常にしたいんだと、改めて気付かされました。

そして、私同様に、この手の漫画に感動する人の多くは、「全力で生きたい」人なのではないでしょうか。

日常の中では、決まりや人の目が気になって力をセーブしてしまっているが、そんなものはお構いなしに、自分の力を止めることなく出し切りたいのではないだろうか。

人生は短い。いつ、最後の時が訪れるかも分からない。
だからこそ、今、この瞬間を全力で生きて、悔いを残したくないのではないだろうか。

私は、「全力で生きる」ことを日常にするために動き出しているが、動き出すことが出来ていない人も多くいるように思う。

私の場合、自分の力を100%注ぎ込める場が、わずかずつですが増えてきています。その場には、成功もあれば、失敗もありますが、例え失敗だったとしても充実感があります。生きている実感があります。仕事の楽しさがあります。

だから、私は、「全力で生きたい」けど出来ない人に寄り添って、応援していきたいと思うのです。私と同じように、生きている実感や仕事の楽しさを多くの人が感じられるように、願いを込めてたくさんの人に関わっていきたいと思います。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ToMoRu ゆう

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