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【6/8~12】今週の記事まとめ/創薬、医療、聴診器、withコロナ、スマートシティ、クラウドファクタリング、ドローン点検

こんにちは、eiicon lab編集部の鈴木です。遂に「東京アラート」が解除され、多くの業態の休業要請が緩和されました。多くの店が営業を再開し、コロナ以前とは言えないものの活動範囲が広がるのは嬉しいですね。この数ヶ月、多くの企業が歯を食いしばって耐えてきたと思うので、これからその分を取り戻すような頑張りを楽しみにしています。

それでは、今週もeiicon labで掲載された記事を紹介していきます。

テクノロジーで創薬の未来を変えるプログラム――バイエル薬品「G4A Tokyo」から生まれた共創の舞台裏

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近年日本でも注目を集めている「創薬業界」で、ドイツに本社を構えるグローバル製薬メーカー、バイエル薬品のオープンイノベーションの取り組みを取材。同社2014年にオープンイノベーションを推進する新組織「オープンイノベーションセンター」を設立し、2016年にはオープンイノベーションプログラム「G4A Tokyo」を開始しています。7回目の開催となる「G4A Tokyo Dealmaker 2020」に向けて、同社の山中雅仁氏と2018年度のプログラムで採択されたBuzzreachの猪川崇輝氏に話を伺いました。
取材の中でキーワードとなったのが、患者中心の医療を意味する「ペイシェント・セントリック」。従来の薬品開発は「インダストリー・セントリック(産業中心の医療)」、あるいは「レギュラトリー・セントリック(規制中心の医療)」で行われてきましたが、今世界では患者中心での開発が重視されています。しかし、日本はペイシェント・セントリックの後進国。記事では日本の薬品開発をいかに患者中心で行っていくのか、そのプロセスが細かく紹介されています。

【インタビュー】コロナで混乱する医療業界を救う次世代聴診デバイス。実現を可能にした「フルーガル・イノベーション」とは

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コロナショックで最も影響を受けたであろう医療業界におけるオープンイノベーションについて取材しました。私達が人との接触を避けている中、診察によって感染者との接触が避けられない医師たち。その原因は発明から約200年、大きな変化もなく使われ続けてきた「聴診器」にあります。そんな聴診器に革命を起こし、患者と直接触れ合わなくともよい次世代の診察スタイルを作ったシェアメディカルの峯 啓真氏に話を伺いました。
同社が開発した新しい聴診デバイス「ネクステート」は、Bluetoothでヘッドホンやスピーカーと接続すれば、離れていても聴診が行えるプロダクト。先日、豊田地域医療センターと提携し本格的に医療現場での遠隔診療を実現しました。記事の中では、日本の町工場に「ネクステート」の開発を断られ、台湾メーカーと共創するストーリーなど、「ものづくりベンチャー」ならではの苦悩と戦略が描かれています。

【連載/4コマ漫画コラム(63)】 「with/afterコロナ」時代の新しい事業の芽とは?

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瀬川 秀樹さんのマンガコラム連載、今回は「コロナによって今まで変わらなかったけど一気に変わったこと」がテーマ。マンガの通り、コロナの激風で既存事業が横倒しになったおかげで、新規事業が日の目を見るケースもこれから増えていくのではないでしょうか。コラムでは、ビジネスだけでなく「満員電車」や「夫婦の家事分担」、「オンライン診療」など、私達の周りでも変わり始めている事象が紹介されています。以前誰かが、「日本が大きく変われたのは「明治維新」と「戦後」。全てをなくさないと国は大きく変われない」と話していましたが、コロナショックもそれに匹敵するインパクトであることは間違いありません。そう考えるとコロナショックによって、私達の生活が大きくアップデートされることにも希望を持てますね。


瀬川さんの過去の記事をご覧になりたい方は、アーカイブからどうぞ。

スマートシティで未来を切り拓くOIプロジェクト5選

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人気のシリーズ「未来を切り開くOIプロジェクト」、今回のテーマはスマートシティ。まだ厳密な定義の決まっていないスマートシティですが、各企業が発表するレポートでは軒並みその市場成長性が認められています。記事の中で5件ものOI事例が紹介されており、様々なスマートシティの形が見えてきます。民間企業同士の提携はもちろんのころ、企業と自治体の連携も重要視されており、どの自治体がオープンイノベーションに積極的なのかの参考にもなります。

【TECHWAVE×eiicon】OLTAと新生銀行、新会社「anew」で「借りない資金調達」を提供

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「TECHWAVE」とのコラボレーション企画、今回はファクタリングサービスを展開するスタートアップOLTAと、新生銀行が共同開発したクラウドファクタリングサービス「anew」を紹介しています。ファクタリングとは売り掛け債権(請求書)を買い取って、その回収を行う金融サービスのことで、anewは中小企業の請求書を買い取り、その債権分を即日入金してくれます。最近ファクタリングサービスは増えているものの、anewの特徴は全てオンラインで完結できること。AIを活用した審査の仕組みにより、書類提出や面接などの面倒なプロセスを回避し、24時間いつでも利用が可能です。今後「借りない資金調達」として中小企業の期待が高まっています。

【TECHWAVE×eiicon】Osaka Metroが土木構造物点検に狭隘部ドローン点検スタートアップと共創

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「TECHWAVE」とのコラボレーション記事をもう一本。急速に拡大しているドローンによるメンテナンスの事例を紹介します。Osaka Metroは、ドローン技術応用のスタートアップ「アイ・ロボティクス」社と共同で、マイクロドローンを使った駅ホーム天井裏の点検作業を開始しました。幅約10cm、重さは約100gと手のひらにすっぽり収まるサイズで、360度全天球を撮影できるカメラを搭載が搭載されたドローンが活用されています。必要に応じて、4方向を照らすLEDライトや高精細映像を記録できる4Kカメラの搭載も可能です。点検作業は既に開始されており、点検時間の短縮や保守作業員の負荷軽減、業務の効率化に貢献していることが紹介されています。


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