【個展に向けて】 シロクマのBIGぬいぐるみを作っていく!!!
こんにちは こんばんは、星野灯です。
11月16日(木)〜18日(土)に神戸のギャラリーにて詩の個展を開催します!
個展の詳細はこちら↓
今回はその個展の中でも真っ先に目に入るであろう看板猫ならぬ、看板ぬいぐるみを作っていこうと思います。
このnoteはその制作過程です。
〈Day1〉
まずはどんなものにしようか。
動物?
なにか物体?
オリジナルのキャラ?
どんな感じにしようかなー
ギャラリーに入ってきてくださったみなさんが一目見て喜んでくれたりワクワクしてくれるようなのがいいな。候補を何個か浮かべて…
シロクマにしよう!
モデルは第一ミニ詩集の表紙のこの子。
シロクマが出迎えてくれるギャラリーなんてなかなかないだろう。
というわけで、シロクマの大きなぬいぐるみを作ることとなった。
下書きはこんな感じ。
椅子に座っていて、何か作業をしているクマ。
詩人の生活の一瞬を切り取ったようなポーズ。
なんか良さそう。
漠然としたまま生地を調達するために街へ出かけるのだ。
〈Day2〉
早速、生地の調達。
今回は約70cmの特大の予定だ。こんな大きさは今まで作ったことがない。
今まで買ったことのない大きさの白いもふもふ。
アーモの布団にしては大きすぎる…
人間が寝れる大きさ。もはや良質なブランケット。
これがどんどんとシロクマへ形を変えていくのが楽しみだ。
〈Day3〉
まずは顔からだ。
顔の大きさがわからないことには他が作りにくい。
600mlのお〜いお茶が余裕で入るほどのバカでかい頭を縫っていく!!!
手縫い!!!
先が遠い…
ちまちま、ちまちまと縫っていく。
シンプルな作業なので、映画や音楽を垂れ流しながらの作業。
特に手縫いしながらのトイストーリーはなんかエモいです。
トイストーリー2で登場する修理屋のシーンは、まさに手縫いなので、尚更にエモい。
てな感じで、映画を見終わった頃に完成。
鼻先の白は少し違う生地。
そして鼻の黒をつけるとアクセントになって、一気にクマっぽくなる。
首もつけてみた。
この時点で既にアーモより何倍も大きい。
〈Day4〉
次は身体。
顔だけでも十分に大きいが、それを支えるには顔を上回る大きさの体が必要だ。
とにかく手縫いのため、時間がかかる。
背中を縫い、首を縫い…
腹の丸みを作り…
綿も足りなくなる。
また街へ出る。
そんなこんなでここまできた。
だいぶ、それっぽいフォルムになってきた。
〈Day5〉
腹回りが大きすぎる。
顔とのバランスなどを考えれば仕方のないことだが、大きすぎる。
生地、なんぼあっても足りなさそー
と思いつつ、縫い縫い手縫い。
てか、70cmとか言ったのどこの誰ですか…
もう手縫いでは果てしなすぎるのですが…
と心折れそうになりつつ…
なんとかお尻までのシルエット完成!
ひょうたんみたい。
なんとなく全体のイメージができてきてようやく一安心。
〈Day6〉
目がついた。
かわいい。
目がつくと一気に「生きてるみ」が湧いてくる。
完成とは言えない姿であっても、目をつけるともう命がそこに宿るんです。どのぬいぐるみでもそんな気がします。
手と足を制作しつつ…
〈Day7〉
手と足、無事終了!
手の長さを調整しつつ、足の大きさ調整しつつ。
耳もつけて。
ほぼシロクマ!
かわいくなってきたー!
〈Day8〉
これは何だ…
ちまちまと黒い布を丸め縫い合わせ…
手と足につければ
爪になりましたー👏
いい感じにクマらしくなりましたー
かわいい。
そんなわけで完成しました。
見届けてくださりありがとうございます。
名前は「ひかり」ちゃんと名付けました。
モデルにしたミニ詩集のタイトル
「星は星であるために光る」から。
ぬいぐるみを作る過程はすごく地味なんです。
だけど、命が宿っていく度に胸踊るのが醍醐味。
それにしてもひかりちゃんは大きくて、かつてないほど時間も生地も綿もかかりました。
ですが、それらのコスト以上のかわいさなので、結果オーライ!
無事、命を宿らせたひかりちゃんは
11月の詩の個展に在廊予定です。
ひかりちゃんとの記念写真OKを予定しておりますので、お楽しみに✨
星野灯
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