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シオカラトンボの旅


前回



前回特大深型トロ舟に作ったエコトーン部分に蠢く影が見えた。


シオカラトンボ終齢幼虫

掬って確かめてみる。その正体はシオカラトンボのヤゴだった。
見慣れた動きだったのでもしや…とは思ったが、どうにも不可解だ。

このビオトープは造成して2ヶ月と経っておらず、その間にシオカラトンボが発生したとは考えにくい。

しかしその疑問は他のビオトープを見た事ですぐに解消された。
恐らくは何年も維持している直置き型のプラ舟ビオトープが大雨の際に越水し、流されたヤゴが戻る事もできず、地表を10m以上も歩いた末に新設したビオトープに辿り着いたのだろう。
これ以外の要因が考えられない。

羽化間近のシオカラトンボ幼虫達


そういえば以前にも似たような事があった。
今後は埋め込み型ビオトープを増設して彼らの逃げ場を増やしていきたい。

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