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ダンゴムシを捕食するクロナガオサムシ


帰宅してすぐに庭でクロナガオサムシを発見。
潰れたオカダンゴムシを捕食していた。
このダンゴムシは往来する宅配業者等に踏まれてしまったのだろうか。

このクロナガオサムシは新成虫だろう。
本種は秋に繁殖をして幼虫で越冬。
春に活動を再開して初夏までに蛹化と羽化を済ませ、盛夏は休眠をする。

羽化後間もないオサムシは軟弱かつ非常に軽量で、腹部などを見るとその薄さに驚愕してしまう。
羽化後は様々な餌を食べて自身の体を作り上げていく時期で、このタイミングで各種が専食する餌を捕食できるか否かで後の生存率が大きく変わってくるようだ。

通常は昆虫ゼリーや生肉などを与えていればしばらくの間飼育できるオサムシ類だが、マイマイカブリなどは羽化後にカタツムリを与えなければ急死してしまうという話も聞く。

クロナガオサムシは昆虫類を好んで捕食する生態のため、新成虫を多頭飼育すると羽化直後の軟弱な体も相まって容易に共食いに発展してしまうので注意が必要だ。




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