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ハイイロヤハズカミキリ





メダケを割ってみたところ、中から越冬中のハイイロヤハズカミキリが出てきた。
自分は冬季の採集をほとんど行わず、ハイイロヤハズが好むような環境に訪れる事も少なかったので、本種に触れたのは人生初となる。

昨年にこの竹(厳密には笹)の中で羽化したものがそのまま春を待っていたようだ。

越冬中のハイイロヤハズカミキリ
鞘翅の先端が矢筈やはずのような形状をしている

冬季の採集として有名なのはオサ掘りだが、ハイイロヤハズ等を狙ったメダケ割りも同じように人気がある。


他にも近い場所でカミキリムシの幼虫を3匹確認した。
体長はハイイロヤハズ成虫と同等だ。

この3匹は全てが同一の笹の中に住んでいたが、縄張り争いが起きたりしないのだろうか…。
一つの節を隔てて隣り合うようにして越冬していたので、少し不思議に思った。

カミキリムシに関しては疎いのでこの幼虫がハイイロヤハズなのかは分からないが、飼育に挑戦してみたい。




ハイイロヤハズカミキリやカグヤヒメキクイゾウムシのように竹を割ると出てくる虫はよく『かぐや姫』と例えられるが、後者では和名の由来にさえなっている。


現地では同じくかぐや姫と例えられる、とある甲虫の古い羽脱痕を発見した。
この虫にもいつか直接触れてみたい。(というかその虫の画像を使って書きたい記事があるので一刻も早く自力採集したい)

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