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ハネナガヒシバッタを捕食するミズカマキリ


実家近所で採集したミズカマキリ幼虫をビオトープで飼育して少し経つが、今回は水面に落下したハネナガヒシバッタを捕食する様子を観察できた。

ハネナガヒシバッタを捕食する
ミズカマキリ終齢幼虫

恐らくは、こちらが訪れた事でハネナガヒシバッタが驚いて落水、その際にミズカマキリが反応し捕食に至ったのだと考えられる。

ミズカマキリやタイコウチの基本的な飼育方法として紹介されるものの多くはメダカを餌として飼育する手法なのでイメージし難いかもしれないが、以前にアメンボを捕食するミズカマキリやハエを捕食するタイコウチを記事に取り上げた事があるように、これらの種は水面の獲物に対して機敏に反応する傾向にある。



そして今回餌となっているハネナガヒシバッタについてだが、元々は湿地帯ビオトープを作るまで湿地棲のハネナガヒシバッタを庭で見かける事がほとんど無かった。

ビオトープは実家近所の私有水田または私有休耕田から採取した土を用いているため、ほぼ確実にそこに由来するものだろう。
今年になって導入した土はハネナガヒシバッタやその卵が多く含まれていたのか、昨年に比べて個体数が多い。

自分は子供の頃からその土地の生態系を庭で再現するビオトープにしか興味が無かったが、これを県外の土などで行ってしまっていたらと考えると…非常に恐ろしい。
ほぼ確実に遺伝子汚染が起こっていただろう。



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