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ビオトープ増設日記2023/08/08


エコトーン付きビオトープの構築を目指してトロ舟を設置してから数日が経過した。

最奥のタライに生えているのは
オモダカ栽培品種のクワイ。
オモダカとは比べ物にならないサイズに成長して
水の吸い上げ量もかなり多い。

この設置はビオトープの本を読まずに行った。
失敗しても『まあ後で直せるだろう』という甘い考えの元で。

予め傾けて設置をしたが、案の定「これ水平に置いて中の土を傾斜にすればいいだけだな」と後から気付く。
実際に後から軽く直せる物ではあるが、完全にノリだけで開墾と設置を行ってしまった感がある。
正直、改良すべき点を残しておいた方が後に記事や字数を稼ぐためのネタになるという下心はあった。


中には私有休耕田の土をさらに追加し、陸地を作った。
その作業中に自分の前を横切ったシオカラトンボのメスが産卵する様子が見え、ビオトープ内にはすでにコミズムシやカタビロアメンボの仲間が住み着いていた。
生物の発生が早すぎる。

今回の追加で、私有休耕田から持ってきた土は全て使い切ってしまった。
昨年に100キロ分は持ち込んだはずなのだが…増やしたタライ全てに投入しているうちに、いつの間にか大量消費をしていたようだ。また休耕田に向かわねば。




今後は地元市内のかつて湿地帯だったポイントの土を持ち帰ってここに入れるのも面白いかもしれない。
植物の種類にもよるが、土中に埋土種子が存在すれば数年〜数十年の時を経て水生植物が蘇る。
ちなみに、国土地理院のサイトで過去の航空写真や地図を確認すれば、過去に湿地帯だったポイントも簡単に把握できる。
…が、勝手に土を持ち出すわけにはいかないので許可取りは必須となる。自分自身が複数の土地を管理してきた家庭に生まれている以上、この辺りは厳格でありたい。

まあ、埋土種子に関してはもっとビオトープに慣れてからでいいだろう。



自分は大抵の場合、地元市内や地元県で得られた動植物にしか興味が向かないため、ビオトープにおいても周辺環境の模倣の域を出ない。
例外は栽培作物のクワイや、今年になってフォロワーからいただいた三重や大阪の土を使用したビオトープくらいだろうか。今まで行ってきたビオトープとは全く違う楽しさがあって新鮮だった。

ただ、庭に埋め込むタイプのビオトープでは、なるべく在住市内の動植物で揃えたい所。

現在検討している案としては、市内の溜池の周りに自生するハッカを持ち帰ってビオトープ周りに植える事だ。
そういえば今年はハッカハムシに初遭遇する事ができたが、ハッカ自体には出会えていない。

ハッカハムシ

ハッカハムシに出会った日の記事




その他、当noteのビオトープ記事は #トモロウ式ビオトープ  を参照にしていただきたい。

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