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エコトーンのオオスナハラゴミムシ



深型トロ舟ビオトープの水際エコトーンにて、オオスナハラゴミムシを発見した。

エコトーンに潜むオオスナハラゴミムシ

本種は湿地から草原まで幅広い環境に生息する種で、1年に何十匹と目撃する。
しかし局所生息ではない分、いざ探そうとするとポイントが絞り難い印象のゴミムシだ。
普通種ではあるが、場合によっては絶滅危惧種のアオヘリアオゴミムシや通常のスナハラゴミムシよりも出会い難いと感じる時さえある。

草原のピットフォールトラップにて捕獲された
ヒガシニホントカゲとオオスナハラゴミムシ

2024年5月撮影


本種は幼虫、成虫共にカタツムリ等の巻貝を好んで捕食する。
このビオトープ周辺ではウスカワマイマイや陸に上がったサカマキガイを食べているものと思われる。

巻貝を噛み砕く事に特化し
左右非対称となっている
オオスナハラゴミムシの大顎


昨年には10mほど離れたエリアのビオトープでも本種の姿を確認した。
ここ数年は毎年のようにその姿が見られるので、マイマイカブリと同じくこの地に定着してくれたのだろう。

ピットフォールトラップに入る
オオスナハラゴミムシ

2023年撮影

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