子供のできてないところをしっかり見てあげようという話。 ~Podcast中学受験日記 #7 ~
中学受験Podcast日記「父と娘のゆる中学受験日記」の第7回をアップしました。
Podcast内では言及できませんでしたが、具体的にどんな問題が出て解決したのか、またそれについて思うことなど書きたいと思います。
計算道場とは
計算道場とは週に1回授業後に1行計算問題が出されて、解けた人から帰って良しという計算練習会です。要するに居残り特訓ですね。答えを先生に提示して全部あっていればOK、できてなければ直しをするというものです。
実際に出た問題
実際に出た問題は以下です。出典は神奈川大学附属中学校です(スキャンしても見にくかったので手書きにて)。
まあ、なかなかややこしそうです。その回から計算道場があるのは聞いていたので、まあ初回だし遅いだろうと30分ほど遅らせて迎えに行きました。
案の定残っていて、最後の一人に。本人は焦るばかりで全く解決せずで家でやりましょうということになりました。
本人は情けなかったのか、悔しいのか涙を浮かべていました。
娘の回答用紙
それで家に帰って娘の回答用紙を見て、計算の過程を見てみました。やはりというかかなりこんがらかって修正不可能な状態になっていました。
一応ベストは6分で解くことを目標とするようです。
しかし、これでは絶対不可能。そこでヒントを与えるために式を書き換えてあげました。
当然ですが、この整理した式のあとの計算はすぐにできました。
出来てないことの本質
この計算問題のコツというか本質は、工夫して式を簡単な形に変形できるかどうかにあると思います。もちろん面倒な計算を頑張ってやるというのも重要ですが、特に2番目の問題は工夫をするかどうかで早さが雲泥の差と思います。しかも間違えやすくなります。
今回はある意味ラッキーだったのかもしれません。もし、計算がうまいこといって、遅いながらも答えを出して帰っていたら気づいていなかったかもしれません。最後まで居残ってしまい、私も気になって教室まで見に行き、問題を持ち帰ったことで気づくことができました。
出来ていないところをしっかり見よう
もし、単に居残りの帰りが遅いだけだったら、もっと頑張って計算早くなろうというだけになっていたかもしれません。
下手すると同じような問題にさらに取り組ませて、工夫しない愚直なやり方で計算が早くなるだけということになりかねませんでした。
スポーツなどと同じで、勉強にもコツというものが必要だと思います。上記の工夫は自然にできる天才みたいな子もいますが、基本的には教えてあげるべきだと思います。スポーツでもいきなりできちゃう人もいますが、普通は基礎練習を繰り返すのと同じですね。
正しい練習・努力・アドバイス
このことでふと思い出したのが少年野球のことでした。私は数年前までソフトボールをやっており河川敷で練習をよくしていました。
そこで見かけた印象に残ったのが、小学生たちの野球チームがシートノックを受けている場面でした。なんだか監督らしき人は恐そうで、子供たちがエラーするたびに怒鳴りつけていました。具体的な指導は何もなし。
しかもシートノックなので球が来るのは十数分に1回。子供たちも委縮して積極的に捕りに行けないとはたから見ていると悪循環。明らかにその子のレベルでは、必要なのは正しいキャッチボールを教えてあげることなのでは?と思いました。なかなかその状況でその子がうまくなるのは(少なくとも野球が好きになるのは)難しいなと感じました。
まとめ
この時はもし子供と野球することになったらできなくても怒ったりしない、寄り添って教えてあげようと思っていました。残念ながら娘は全く野球には興味を持たずでしたが、勉強でこのことを思い出すとはw。
これを教訓に、娘の成果が出ないときに単純に頭ごなしに怒ったり、はっぱをかけるだけにしないように気を付けたいと思いました。
ただ、単純に宿題などをやりたがらないときは結局言い合いになってしまうのですが。。それはどうやればいいのかは未だ悩み中です。
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