見出し画像

「東京」も好きだし、「広島」も好きだ。

2017年は東京に10回以上行っていた。多い時には月3回ほど行っている時があり、毎週末になると、広島空港からLCCの春秋航空で成田空港まで行き、成田空港からマキシマムザホルモンを聞きながら電車に揺られ、東京に向かっていた。

昨年、月に数回も東京に行っていたのは、NPO法人ETIC.が主催しているMAKERS UNIVERSITYのプログラムに参加していたからだ。遊びに行っていたわけではなく、学びのために月に数回、東京と広島の往復を行っていた。
ちなみにだが、一昨年の2016年も2ヶ月に1回のペースで東京に訪れていた。この時は知り合いの個展やアーティストの展覧会を見に行くためだった。

月の4分の1は東京、残りは広島県福山市という割合で生活を2017年は行っていた。はたから見れば、二拠点生活に近い暮らしである。とても楽しく過ごさせてもらった。

そんな中で東京にいても、広島にいても、聞く話があった。
「東京はよくない。」
「広島(または地方)は不便でしょ。住めない」
言いたいことはすごくわかる。わかるのだが、まったく賛同するつもりはない。理解はできるが、ただ単純には賛成はできないのだ。

僕は、地方と東京の二項対立の状況や、それに関するお話は、あまり好きではない。どちらかと言えば、嫌いだ。地方の人間は東京のことを悪く言う。例えば「あそこは人の住むところではない」などだ。一方で、東京の人間も地方のことを揶揄する。「不便で暮らせないでしょう」。お互いの立場からのポジショントークが繰り広げられる様を結構見てきた。その様子を見ながら、いつも思う。東京も地方も楽しく幸せに暮らしている人たちは多くいるのに、と。今の生活が楽しいのならそれでいいのだが、わざわざ別の地域を貶める文脈で語らなくてもいいのではないかと思う。

確かに東京は人も多いし、満員電車でおしくらまんじゅうに会うし、渋谷や新宿はゴミで溢れてる。
地方も交通アクセスは悪いし、光回線が通ってないところ(僕の実家)もあるし、コンビニなんて近所にはない。

しかし、東京も地方もそれぞれ文化が異なり、住む人も違う。その中で育った風土から学ぶことはお互いにあるはずだ。
そこを見つけて、尊重することはとても大切ではなかろうか。

僕は広島も東京も大好きだ。
東京での学びを広島へ
広島での学びを東京へ
それぞれに還元ができるように、これからも往復生活を楽しみたいと思う。



記事を読んでいただきありがとうございます。ただいまお店は長期休業中のため、当店のレモンサワーを封印しております。店舗継続のため、もし記事を面白いと思っていただけましたら、サポートをしていただけると嬉しいです。