見出し画像

良い計画が良い結果を生み出すと思い込んでた【ユタカジン】

こんにちは。
タスクシュート認定トレーナーゆる担当の「ともりん」です。

 この「ユタカジン」はタスクシュート協会が公式に運営するnoteマガジンです。「自分らしい時間的豊かさを追求する」をテーマに協会の認定トレーナーが記事を繋いでいくマガジンになっています。

 現在 月1回のペースで書かせていただいています。

 先日の7/6(土)に「ユタカジンLive!」が開催されました。ご参加いただいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 「逆算思考」について、ユタカジンの執筆者3名による自身の体験をもとにした発表、グループでの討議、打ち上げと大いに盛り上がりました。
 発表をしてくださったはタスクシュート認定トレーナーの「かめりんさん」、「Kyo-koさん」、「ありひとさん」。
 生きてきた道程は三者三様なのにみなさんの「逆算思考」から「順算思考」への過程がとても興味深かったです。
 「順算思考」への理解が深まり、またすぐ行動に移せるヒントもいただけけて、大変ためになる内容でした。ありがとうございました。

 思い起こすと、私自身もタスクシュートを始める前はどっぷり「逆算思考」、ときには、逆算さえ行わないず、行き当たりばったりが多かった気がします。
 今回はそのあたりについて、書いていきたいと思います。


「正確な見積り」「良い計画」が良い結果を生むと思ってた

 IT関係の仕事柄、1週間以内の小さな作業から複数年に渡る長期工事に携わることがあります。その際必ず「正確な見積」「良い計画」が求められます。
 最初に詳細なガントチャートで各タスクの実施計画を立てて、毎日トレースすることは常でした。大規模工事になると、ガントチャート更新担当のメンバがいたり。
 それでも、定例の仕事は経験をもとにある程度計画や見積もりはそう苦労せずに立てれます。
 でも、必ずと行っていいほど、前回の通りに進んだことはない気がします。ましてや、未経験の分野の新しい仕事については、なおさらです。
 色々と考えて再計画した先から、すでに計画が破綻することも多々ありました。

考えるほど「正確な見積り」「良い計画」がわからくなった

    良い計画を立てるためには、「すべての必要なタスクを洗い出し、今後起こり得る事柄を想定して、対応を考えておく。実施順の考慮や、対応できるバッファを計画内に確保しておく」ということも、よくいわれていました。
 「良い計画を立てるにはどのようなことを学べばよいのだろうか」「起こり得るリスクをどうすれば想定できるようになるのだろうか」と考えることも多くなりました。
 でも、なかなか「良い計画」が立てれないのです。
 今後起こり得るリスクは想定すればするほど、色々な不安も増し、検討も必要になり、計画には余裕を持たせたくなります。一方、時間やお金も無限ではないし、お客様との約束である締切もあります。
 余裕を持っておいたつもりでも、なにかが発生して、計画通りに行ったことがありません。ぎりぎりに納期は守れたとしても、すべてのパワーをリカバリに注入して、終わったときにはへとへとになってます。
 会社の良い仕事の評価基準の1つに「最初の計画との差が小さい」ということもあるため、「何でいつも計画はうまく立てられないのだろう」って思ってました。

「見積り」「計画」に正解はない

タスクシュートを始めて、色々なことを学んでいく中で、「見積りや計画に正解はなくて当たり前」と考えるようになりました。
 「自分の1日の計画さえもその通りに進むことはない。むしろ、いかないのがデフォルト」のも実感し、割り込みにいちいち心乱されなくなった気もします。
 当初はプラン通りにタスクが進むよう必死になってましたが、もう少し自由にゆるやかに、楽に考えられると、人生が少し楽になれますね。

良い計画とは

 今考えると、良い計画というのは、「早めに着手し、ちょっとづつでも毎日向き合い、次の一手を決めて進める」ことをいってるのではないかと思うようになりました。順算思考ですね。
 最初にすべてを把握して、網羅した計画など作れないので、それに注力するのではなく、少しでも早く、ちょっとづつでも手を付けるのがいいのかもしれません。
 計画が完成しないと進めないと固執したり、計画の更新作業に膨大な時間を費やすよりは「まずは走りながら、調整していくのでよい」と思えるようになりました。
 もちろん、全貌がみえないのに、簡単だからとか、わかっているからと、思い込んで、やりすぎるとやり直しにもなります。
 「逆算思考」をすべて「順算思考」に置き換えるというわけではありませんが、逆算で考えた計画に固執することなく、いつでもその場でよりよい方に変えてもいいのだと考えています。「現場で起こっていることが正しい」ですね。
 最初に計画したからと無理に進めるのでもなく、ちょっと止めたことで、「後で不必要になる作業やらなくてすんだ」ということも経験できました。先にやっておかなくてよかったと心底思った次第です。

タスクシュートで「ファーストペンギン」化

 「ファーストペンギン」ってご存知でしょうか?

「群れの中から危険が待ち受けている海へ最初に飛び込む勇敢なペンギン」から転じ、「リスクを恐れずチャレンジする人」

Wikiより

 タスクシュートの利用をきっかけに様々な人から様なことを学ぶうちに、「見積もりや計画のこだわりや不正確さへの恐れ、自分の間違い、将来に対する不安」が軽減されました。

 自分ひとりしか担当者がいないので、休むこともできないと思いこんでましたが、休暇をとることに罪悪感を感じなくなった気がします。
 実は、小学生のときから、具合悪くても学校休めない派でした。
 普通の人にとっては、当たり前で些細なことかもしれませんが、私にとってはまわりに少し長いお休みをとるカミングアウトをすることも、迷惑をかけるかもという不安があり、ハードルが高いタスクでした。
 でも今年そのハードルを1つクリアでき、周りに対しても、助け合いや感謝の念がアップしました。

 今度はもっと周りの役にたてるような「ファーストペンギン」になれるといいなと思います。
 タスクシュートは直接は関係していなくても、どこかで何かとリンクしており、様々なことを考えさせて、変化を与えてくれるきっかけになることが多いです。

 今日はちょっぴり真面目なお話になりました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後とも、どうぞよろしくお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?