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ウイルスのマクロビオティック宇宙論的考察

マクロビオティックの宇宙観の中で、そもそもウイルスは私たちにとってどんな存在なのか、新型コロナウイルスの調整作用をどう捉えるかを作図しました。

図A:宇宙の秩序と惑星の秩序の対応図

A_秩序

図Aは、マクロビオティックにおける宇宙進化論と細胞進化の対応図です。

マクロビオティックでは無限から「陰陽」という二つの分化が起こり、その陰陽の交感が「振動」を作り出します。その振動が陰性に広がって「素粒子」を作り、その素粒子が陽性な求心力で「元素」になります。そして元素が遠心力で「植物」を作り、植物が求心力によって「動物」を作りだします。

この宇宙の陰陽秩序と同じ形で、私たちの惑星空間の中で細胞が進化して行きます。

まず惑星が固有の振動を作り、その振動が陰性な拡散力で「ウイルス」を作ります。ウイルスが陽性な求心力で集合し、「バクテリア(細菌類)」になります。そしてそのバクテリアが陰性な力で「植物細胞」を作り、植物細胞が陽性な力で「動物細胞」を作り出します。

つまり、ここでのウイルスの定義は、物質の成り立ちのなかでの素粒子の役割を担っています。

ウイルスは、この惑星空間で細胞を作り出す元の存在といえるので、いわば「ウイルス粒子」と呼べるものなのです。

ウイルス粒子は、私たちの惑星空間を満たしており、素粒子と同じようにまだその存在の全貌は明らかにされていません。

新型コロナウイルスは、この細胞進化の陰陽秩序を人類が認識するためのとても絶好の機会となるのです。

図B:惑星空間における細胞発生図

B_細胞の発生

図Bは、私たちの惑星空間での細胞進化の具体的な進行を図解しています。

元素が求心力で集合し私たちの惑星が作り出されると、その惑星の固有の陽性な振動、エネルギーが生み出されます。

この振動、エネルギーはいわば惑星の目に見えな意識でもあり、情報でもあります。

その陽性な振動、エネルギーが、陰性に拡散してウイルスという粒子に分化します。

振動という意識や情報が三次元の粒子として存在するためには、立方体という枠組みが必要となります。

振動の物質化は、いわゆるプラトン立体である正多面体で形成され、最終的には振動が正20面体の枠内に囲まれることで、ウイルス粒子が成り立ちます。

つまりウイルス粒子に格納されるRNAは、私たち地球の振動、いわば意志そのものなのです。

そして無数のウイルス粒子が、陽性な求心力で集合するといわゆる「原核細胞」を形成し、細菌(バクテリア)や藍藻(シアノバクテリア)などが誕生します。

細胞膜を持った原核細胞内では、より複合的な惑星の意識がDNAとして保存されます。

次に原核細胞が陰性な広がりの中で「真核細胞」の一つである細胞壁のある「植物細胞」を作りだし、その植物細胞が陽性な求心力を得て中心体を持つ「動物細胞」を作り出します。

現代科学では生命の自然発生説が否定されています。しかしマクロビオティック宇宙論においては、生命は自然にそして恒常的に発生していると捉えます。

そこには明らかな陰陽秩序が働いており、目に見えない振動が立方体という枠組みを得て、粒子化して有機質次元を形成していくウイルスの仕組みが解明されないとなかなか理解されません。

ウイルスは私たちが有機生命体として存在するためには、なくてはならない存在です。いや、むしろその根源的な土台となっているのです。

新型コロナウイルスの意義を考える上で、まずはこの細胞の陰陽進化というマクロビオティック的な視点を確認したいと思います。

図C:動物と植物の陰陽相対図

C_相関図動物植物

この図はマクロビオティックの宇宙論の基本となる動物と植物の陰陽相対図です。

動物界と植物界は、見事な陰陽相対関係になっていて、お互いがお互いを補いあっています。

植物はその陰性な拡散性で、上へ上へ上昇しながら成長します。動物はその反対で陽性な求心力で地上に横に横に成長します。

植物は陰性なゆえに、陰性な酸素を反発し吐き出します。動物は陽性なゆえに、その陰性な酸素を引き付けます。逆に陽性な動物は陽性な炭素を反発して吐き出し、陰性な植物は陽性な炭素を引き付けます。

そして私たち動物は、植物のクロロフィルを腸内でヘモグロビンに転換して生きています。

つまりマクロビオティックにおける健康体とは、私たち動物の陽性な血液が、植物が作り出す陰性な血液と酸素とにしっかりと結びつくことを言います。

つまり動物界と植物界の陰陽の調和がなされている場合に健康が成り立ち、調和が壊れている時には、それを調和にもどそうとする惑星の意志がウイルスや細菌を通して調整をしていきます。

そもそも、この動物と植物の陰陽相対関係は、ウイルスや細菌の作用があってはじめて成り立っているのです。

よく免疫力や抵抗力を高めるといますが、マクロビオティックにおいては、そもそもウイルスや細菌を避けたり、抵抗したりという概念はありません。

動物と植物の陰陽が調和していれば、極度なウイルスや細菌の調整作用が必要としないと考えるわけなのです。

図D:人・動物とウイルスの関係図

D_ウイルス細菌の意義

桜沢如一は、ウイルスや細菌を西洋医学のように「悪」とはぜず、循環する自然の分解作用という「宇宙の秩序の働き」の一つと捉え、病気の原因は、ウイルスや細菌が分解する「対象物(生命なきもの)」になっている人間自身に求めます。

そもそも私たちはウイルスや細菌のおかげで進化もするし、生きても行けるのです。

もっと言えば、私たちはウイルスや細菌の海の中で暮らしているわけで、生命力を失えば、自然の分解作用で細菌の世界、そしてウイルスの世界に戻って行き、最後には三次元空間での形を失って惑星の振動へ帰って行きます。

現代科学では、まだ一部のウイルスや細菌しか発見できていないので、何か特殊なもののように感じるだけなのです。

では、新型コロナウイルスがなぜ出現したのか?

そもそも動物と植物の陰陽相対関係のバランスが崩れると、惑星の意識による調整作用で、ウイルスや細菌がバランスをとろうとします。

バランスが崩れるというのは、連動はしていますがいろいろなパターンがあります。例えば人や社会や文明が陽性になり過ぎたり、陰性になり過ぎたり、植物相が破壊されたり、空気中の酸素と炭素のバランスが壊れたりとかです。

ウイルスや細菌には陰陽両方あって、さまざま調整をします。今回の新型コロナウイルスは、人が密集するところに引き付けられ、ものすごいスピードで拡散することを考えると、とても陰性なウイルスといえます。

つまりは人類が陽性になり過ぎた結果、極陰性なウイルスが作用して調和を取り戻そうとしているわけです。

ですからみんな、集中から拡散へ、動から静へ、肉体性から精神性へと、どんどん陰性な方へと引き戻されているのです。

コロナは、より陽性で元気のある若者のが最初に感染しますが、若者は強い陽性を持っているがゆえに陰性なコロナと調和することができます。

しかし、その集団や社会にいる陰性な人々は、若者が引き付けてきた陰性なコロナに耐えられず極陰となり、陰性な酸素を反発してしまうので、酸欠状態になり生命力を失っていくのです。

では、どんな解決方法があるのか?

まずはウイルスの存在意義を考え、新型コロナウイルスを単純に毒や病原菌、敵と捉えず、自然調整作用としての大きな視点、マクロビオティック的視点で陰陽両極で多くの人たちと議論していきたいと思います。

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