なぜ人類は多量に塩をとるのか?

人間に限らず植物性を主な食性とする哺乳類は、どうしてもカリウム過多のナトリウム不足となり、外界から塩をとる必要がある。

なので野生哺乳類が塩水をなめたり塩が混入する土を食べたりする「塩場」があることは有名だ。

人間に近い類人猿もしかりで、オラウータンが積極的に「塩場」で塩を摂取することは、人類学者の研究などで明らかになっている。

しかし、人間は比較にならないほど塩を摂る。しかも、自ら製塩して恒常的に塩を摂取するのはなぜか?

これは私の持論だが、500万年前に他の類人猿と別れて独自の進化をしてきた人類の特性の一つだと思うのである。

人類の独自の進化の最大の要因は、「火」で食料を調理して摂取するようになったということ。つまり、人類は「熱」を体内に取り込むことによって、他の動物とは比較にならない大量の効率の良いエネルギーを使うことができるようになったのだ。

誰でも普通に温かい食べ物を食べると、体が熱くなり、汗が出てきたりする。場合によっては、服を脱ぎ体温調節をするだろう。

しかし、もし野生動物に同じような温かい食べものを食べさせたら、汗腺もなく毛皮に覆われた身体では、熱がこもり過ぎて身体に不調和を来すことは想像に難くない。

つまり人類は、調理した温かい食べものを食べるために、体毛を失い汗腺を発達させて、自在に体温調整を出来るように独自に進化したのだ。同時に人類は多量の汗を水分としてかくことによって、体内の塩分やミネラルを常に失うことになる。

だから人類は、恒常的に大量の塩を摂る必要がでてきたのではないか。

昨日の陰陽カフェのテーマは、「塩」と「天気」でした!
いや~面白かった。

上記の「人類進化と塩」の問題は、私の妄想的な話題提供です(笑)。実際は、もっと実用的な塩の話題がたくさんでました!

レポートをブログにアップしたので、ぜひこちらでお読みくださ~い。
https://ameblo.jp/yinyangcafe/entry-12483529206.html

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