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私がケアラー、介護者、医療福祉従事者へ注力する理由

ケアラーケア・セラピストのTOMOKOです。現在は、理学療法士をしながらケアラーや今後親の介護に不安をもっている方々にむけ、介護に対する意識改革とボディセラピーを発信しています。

私の信念は、自分の内側で起きていることが現実世界に反映されている。
だから、自分の意識やBODYを調える事で目の前の要介護者もより良くなる、という事です。

今回はなぜ患者さんのリハビリをしている私が、患者さんの介護、をしているご家族および病院や施設に勤めてケアしている側の方々へ注目している理由を書きます。

1:私自身が幼少期から親の介護を恐れていたから
母は今検査したら低IQやADHDなどの診断がついたかもしれませんが、色々と話の理解ができず、家の中もごちゃごちゃで、父がいつも母に怒るか叩くのをみて育ちました。言葉が話せる頃には、とにかく父が怒らないように、父の言葉を母がわかりやすい言葉に訳していました。いつもピリピリして、ずっとこう思っていました。『は~、この親が年老いたら私が介護するのかなー。どこかに逃げたいよー。もうこんな家嫌だ。一人になりたい。』という思いを持ち続けていました。いつも怖い父と、いつも愚痴が多くて泣いている母が苦手でした。今は、好きとまでいかないですが、大切にしたい両親です。そんなこんなで介護=自由がなくなる、という思い込みがあり、恐れを感じていました。

2:私自身の家族関係に取り組んできたから
介護って家族、親族、親子、などの関係性の中で行われることが多いと思います。もしかしたら、血縁関係はないケースもあるかもしれないですが・・。たくさん家族との関係に取り組む中で、親、子どもと気質がどうやっても合わない、どうがんばっても話がかみ合わない、理解し合う事が困難、などあるかと思います。でも、どんな状況でも自分の人生を歩む事が可能で幸福感を感じられる事ができると知ったのでこの世界に伝えていきたいと思いました。

3:病院や施設での勤務を通し、看護、介護、リハビリ職など医療福祉関係で働いてる方々の心と体の状態がとってもしんどそうだったから。
基本、私たちが仕事で接する相手は身体的、精神的に病気やケガ、認知機能低下を抱えている方々です。その状況で起こる、感情疲労、腰や首、膝が痛い状態で、人手不足の環境の中動き続ける場面をみて、なんとかよりよくできないかな、と思うようになりました。職員が体も心も元気な方が、要介護者にとっても良い波動が伝わり良い関係性が築けます。

5:人がピンピンころりで人生全うするにはどうしたらよいか探求し続けてある程度答えがでたからその知識を世界にシェアしたい。
病院や施設にいると、矛盾を感じます。人は寿命を延ばしたくて、たくさん実験、研究をし医療を発達させ寿命がのびました。今、100年時代は当たり前になってきました。しかし、病院や施設にいると、『いつ逝ってもいいんだ』『はやくお迎え来ないかな』と・・・。
『もう(命が)長くないからいいんだよ(だからリハビリしない、と無言だけど伝わる(笑))』。本音ではない事もわかります。本心の人もいるかもしれません。
せっかく人は頑張って寿命を延ばす事に成功したのにこの矛盾は悲しいですね。人は、自分の足で歩き、温かい人間関係、社会との接点をもちながら与えられた寿命を全うしたい、という事ですよね。それにはどういう人の在り方が重要なのか知りたかったのです。
そのあたりを探求してきたのでnoteで発信していきたいと思います。

6:えっ!?私がが両親、家族をそうさせた!?人生反転の概念を取り入れたから。
これ、びっくりですね。そして、最初は意味が分からないと思いますが、いつも不思議に思っていたことがありました。同じ患者さんでも、私が関わった時と、例えば同僚が関わった時と、患者さんの態度や能力が違うな、と感じる事が多かったです。
毎回、記事の投稿の冒頭に私の信念をかいています。それは、【自分の内側で起きていることが現実に反映している】。例えば、自分の内側が『私ががんばらなきゃ、私がやってあげないと』といつも自分で自分以外の人の責任をとろうとすると、目の前の人は『やってもらわないといけない人』となります。つまり、能力を発揮させなくしてしまいます。
また、内側が『穏やか、安心、幸せ』を感じていれば、『穏やか、安心、幸せ』を感じる人々や世界を自分の世界に表します。

1で記載したような両親だったため、私は父は母を叩き、母は何もできない人と思い込み、二人の間に私がいないと成り立たない、と思い込みました。そして、特に母の発揮する能力を私が邪魔していたように思います。

私の内側は、夫婦になった二人は二人にしか学べない事がある。例えもめたとしても、父と母はそこから夫婦関係や家族の愛を学べるはず、と信じるようにしました。今は、訪問看護やヘルパーさんを入れながら、なんだかんだと二人でやってます(笑)。

では、介護者や医療福祉従事者はどのような意識でいればよいのか?
自分のもっている知識や技術は最大限目の前の人へ提供する事。そして、その目の前の人達は、例え高齢者でも認知症があっても、その方の人生を乗りこなす力や、回復する力、潜在能力に目を向けます。何か、その方のできるところが見えてくるかもしれません。
また、自分が提供したことに対して、目の前の人が明るい表情になった時、自分の内側がどう感じているのか?を見る事です。嬉しいけど、体が本当は疲れているのか?いやいや、自分の体も元気なうえ、目の前の人も笑顔にできちゃった(ウフ(笑))という感じなのか・・。後者がよいですよね。

だから、私はまず介護者側の体と心、そして健全な思考を作る事が、目の前の要介護者の状態も良くすると考えます。

長文お読みいただきありがとうございます!(^^)!

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