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介護中に起こる罪悪感は逃げずに感じ切る

ケアラーケア・セラピストのTOMOKOです。現在は、理学療法士をしながらケアラーや今後親の介護に不安をもっている方々にむけ、介護に対する意識改革とボディセラピーを発信しています。

私の信念は、自分の内側で起きていることが現実世界に反映されている。
だから、自分の世界をハッピーにする事が目の前の要介護者もより良くなる、という事です。
読んだ方の気持ちと体が軽くなって頂けたら嬉しいです❤

またまた今朝も雨でしたね~。最近、ジーンズや靴がしっとりしているのが当たり前になりつつあります(笑)

さて、今回は罪悪感について書いてみます。
皆さん、罪悪感って認識しなくても誰しも持っているものだと思います。
とくに、介護って親や配偶者だったりするので、罪悪感が沸き起こる事が多いのでは?と思います。

以前、ケアラーさんにテストモニターをした事があります。その時のご意見で多かったのが、『自分のために、そんなに時間やお金を使う事に引け目を感じる』と。

誰に対して引け目意識を感じるのでしょうか?要介護者です。
あと社会の集合意識もあると思います。
顕在意識に上がってる方もいれば、いない方もいると思います。
しかし、目の前の親や配偶者など要介護者をおいて、
自分が気持ちよくなるヨガやマッサージ、映画、ショッピング、連泊しての旅行など、誰か他の家族なり、ヘルパーさん、ショートスティなどにお願いして自分を喜ばせる事に罪悪感が出てしまう方が多いんだと感じました。

でも、これ凄くわかります。私は今でも出ます。
罪悪感って、胸がぎゅーっと締め付けられたり、溝内がもやもやするので、避けてしまいがちです。とても深い体の感覚です。

もし、幼少期に親御様が苦労してた姿など見てた場合、
その親御様の悲しむようなことをしないように、親を優先してしまいます。
もしかしたら、介護が始まる前からその関係性だったかもしれません。

本当は、休みたい。遊びたい。何もしたくない。腰が痛い。仕事したい。
など、本音の弱音や、本当はどーしたいのかと、自分に質問してください。その答えが行動に起こせなくても、本当はこうしたいんだ、と自分の気持ちを認めてあげる。このスモールステップが重要です。

もし、可能であれば、週1時間でも、30分でも、自分のその本音通りの時間を作ってあげる。ストレッチする時間をつくったり、自然に身をおく時間を作ったり、ただ何もしない時間を作ったり。

このように、ゆったりしたり自分を優先する事に慣れないと、罪悪感がこみあげてよい気分じゃないかもしれません。でも、その罪悪感の感覚にとどまり、しっかりと感じる。感じるとは、そのモヤモヤする身体部位に意識を向けたり観察したり、優しくタッチングしたり、さすったり、深呼吸する事。
罪悪感がでても、少しの時間でもよいのでご自分のために時間やお金を使う事、自分のBODYが心地良くなることをしてみて下さい。

この細かい意識が、自分を犠牲にしての介護が減っていく第一歩だと思うのです。
日本にはたくさん、介護関連の社会的サービスが充実しています。
しかし、これを使いこなす意識がないと、介護と仕事や自分の好きな事などの両立に疲れてしまい、自分の人生やキャリアを諦めてしまう子供世代の方々が減らないのではないのかな、と個人的に思うところです。

私はいつも罪悪感を感じないように、本当はしたくない事をして親と付き合ってきたように思えます。例えば、私の事例で言えば、母が悲痛な表情をして、愚痴や家族の悪口を延々と話す事を聞いてあげる事でした。本当はそんな時間あったら、めっちゃお洒落したり、自然の中を歩いてる方が何百倍も私は幸福です。

私は、介護離職ゼロばかりが良いとも思いませんし、だからと言って、退職して介護生活に浸かるのも良いとは思いません。その方々の気持ちやお仕事状況などライフステージで選べたらよいと思います。なんとなく、社会をみていると、ゼロか100かみたいな印象を受けます。

まとめると、私の意見は、最初は罪悪感がでたとしても、自分の本当の気持ちを叶えてあげる時間やお金の使い道を可能な範囲で行動に起こす事。
その時にでる罪悪感は逃げずに、上記で具体的に書いたように感じてあげる事です。

本日も読んで下さりありがとうございます。


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