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妊娠・出産経験のある女性の35%が経験

妊娠中および出産後、また更年期の女性の多くが痔を経験しています。
デリケートな問題ですし、あくまでも痔を患っている人の全てが医師に相談している訳ではないので、数字はあくまでも推定値ですが、実はとても一般的な問題であることは明らかです。妊娠中のホルモンの変化や子宮の成長による圧力の増加が痔の発生を促してしまうことがありますし、なによりも分娩時の押し出しのプロセスはかなりの負担です。
また更年期は女性のホルモンレベルの変化が起こる時期であり、これによって血管の弾力性が低下、また、便秘や下剤の使用などの要因も痔の発生を促すことがあります。

痔の症状がある場合は、我慢せず医療専門家と相談し、適切な治療や管理方法を検討することがもちろん重要ですが、予防のために、日々のエクササイズや食生活で対策をとることは可能です!

やはり、コレ! 骨盤底筋エクササイズ!

骨盤底筋は直腸周囲の血流を改善し、痔の予防に役立ちます。
やり方を短いビデオにまとめてありますので参考に御覧ください。


そして、正しい姿勢の維持と有酸素運動

ウォーキング、水泳、などの有酸素運動により便通・血流を改善し、便秘を予防することでトイレでの過度な負担を避けることにつながります。デスクワークや長時間の座位においては、適度な休憩をとり、姿勢を正すことで圧迫を軽減できます。

スクワットやヨガのポーズによるストレッチなども予防に役立つ可能性がある一方、個々の状況に応じては悪化させてしまう場合もあるので注意が必要です。適切な運動プログラムを選択し、専門家の指導のもとで行うことをおすすめします。

繊維質と水

高繊維質の食品(野菜、果物、全粒穀物)の摂取は、便通を改善しますし、言うまでもありませんが十分な水を摂取することも便通を促進し、痔の症状を和らげます。難しく考えず、白米→玄米、パスタ→全粒粉パスタ などへのちょっとした”置き換え”だけでも繊維の摂取量はかなり改善されます。
水分補給もカフェインや砂糖の入った飲み物ではなく、やはり”水”が一番ですね。

我慢は禁物

大事なキーポイントは適切なタイミングで排便すること。便意を感じたら我慢ぜずに。衛生状態を保つことはもちろん大事ですが、硬いトイレットペーパーで強くこすることは逆効果になる場合もありますので、あくまでも優しく、を心がけてください。


まとめ

40代〜50代以降の 中高年層では、ホルモンバランスの変化や加齢による血管の弾力性の低下などが影響を与え、やはり痔の罹患率が増加してしまうようです。上記に上げたエクササイズや生活習慣の改善でしっかりと予防・対策をとって行きましょう。
デリケートな問題なので、気軽に楽しく友人と話し合えるようなテーマではありませんが、話題にしにくいだけであって、実はかなり多くの方が悩んでいらっしゃるのが、痔。症状を感じたら我慢せずにすみやかに専門の医療機関への受診をおすすめいたします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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