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「我が子の口ぐせは今の自分を映す鏡」


(※この記事は以前書いた記事を加筆修正したものです。)

こんにちは。とものです。
今日は子育てしていて気づいたことを、ライター組合2021年アドベントカレンダー用に投稿します!
ライ組に入会して初めての発信、緊張しております…

・「ともの」ってどんな人?


まずは簡単に自己紹介をします。
私「ともの」は、40代のワーママライターです。
小学3年生の息子を育てながら派遣で働き、クラウドソーシングでライターをしています。
コロナ禍を機に自分の働き方を見直し、まずは収入の柱を増やすために、ちょうど昨年の今頃にクラウドソーシングで副業を始めることにしました。
クラウドソーシングのこともライティングのことも何一つ知らなかったので、クラウドソーシング主催の勉強会に参加したり本を読んだりしてやってきたところです。
しかし非常にビビりな私は「失敗したらどうしよう」「調べてみたけど自分の調べ方が間違ってるかもしれん」等々常に不安で、数件案件を受注した後は次に進めずにいました。
そんな折、今年9月に「ライター組合」とのご縁があり入会。
ライ組入学式でのゴウ先生の「ググレカスや悪口一切禁止」「質問で『こんな初歩的な質問していいかな』なんて思わなくて良いから!」とのお話にホッとし、Slack内のあたたかい雰囲気に励まされ、ここで皆さんのお力を借りながらまた頑張ろう、少しずつでも次に進もうと思っています。
まだまだ未熟者ですがどうぞよろしくお願いします!

・「我が子の口ぐせは今の自分を映す鏡」だった


ある日、息子が「うまくいかなかったらどうしよう」と言い出しました。
何をしようとしていたのかも思い出せないほど私にとっては些細なことです。
私は「うまくいかなかったらやり直せばいいでしょう?っていうかまず始めなさいよ、やってみないことにはうまくいくかどうかも分からんのに」と答えました。

次の日も「うまくいかなかったらどうしよう」と言い出しました。
私は、またか、と思いました。
超ビビりで完璧主義の息子はいつもこうです。
「うまくいかなかったらどうしよう」が口ぐせで、初めてのことにはなかなかトライせず、トライしても自分が思ったようにいかないとすぐにやめてしまう。
見ていてとても歯がゆいのです。

私は「そんな1回や2回じゃうまくできるようにならんでしょうよ。何回も何回も練習して何回も何回も失敗して、だんだんとできるようになるもんだよ。」と答えました。

全く何でこうなんだか、誰に似たんだか…と心の中でぼやいた時、あれ、と気づきました。
今の私にそっくりじゃん!!と。

このテーマでうまく書けるかな、失敗したらどうしよう、と思っているうちに提案しそびれる。
案件ではなく自分の練習のために書く記事でも、もっと良い言い回しがあるんじゃないか、ここは意味が分かりにくいんじゃないか、と思って書き上げられない。
そうこうするうち、頭の中でぐるぐる考えるだけで何もしていない人になる。

あー、これだ。
息子にとって最も身近な存在の私が、何かに挑戦して失敗する姿を見せていないから、彼は「失敗したらまたやり直せばいいこと」が分からないのだ。
私がうまくいかなくても練習を重ねてだんだんとできるようになる姿を見せていないから、彼は「うまくいかない時はどうすればいいのか」が分からないのだ。

息子に返した答えは、自分に向けるべき言葉だった。
この子の口ぐせは今の私を映す鏡だ。
私は本当はその鏡に映る「うまくいかなかったらどうしよう」と足踏みしている自分のことが歯がゆいのだ。

そう気づきました。
ごめんよ息子。
君に映る私がどんな姿か教えてくれてありがとう。


・もうひとつ、気づいたこと

もう一つ気づいたことがあります。
人は「何かあったらこの人が話を聞いてくれる」「何かあったらこの場所にくれば安心できる」という人や場所を持つだけで、前向きな気持ちになれるんだ、ということ。

やってみなくちゃうまくいくかどうかなんて分からない。
まずはやってみて、失敗したらやり直せばいいんだから。
何回も失敗して何回もやり直して、だんだん上達するんだよ。
…それは分かってるんですが、分かってるだけじゃ駄目なのも分かってるんですが、いろいろ不安でできないんです!
というのが私の今までの感覚でした。

しかしライ組に入り「ここではどんな小さなことも質問していいんだ」「もし案件中に困ったら『こんなことがあって困ってるのですが』と相談してもいいんだ」とわかったら、私は自然と「もう一度何か書いてみよう」と思えるようになりました。
不安は変わらずたくさんあるけれど、「何かあったらライ組で相談できる」という安心感が後ろから支えてくれるので踏ん張れる、そんな感じです。

そして、あー、息子もこの「背後から支えてくれる安心感」があれば少しずついろんなことにトライしていけるようになるんだろうな、と思い当たりました。
私に「うまくいかなかったらどうしよう」と繰り返し言うことで、本当は「僕だってやってみようと思ってるけどいろいろ心配なんだよ~」と伝えたかったのかな。

改めてごめんよ息子。
「かーちゃんがいるから大丈夫!ドーンとやっといで!!」なんて肝の据わったセリフはまだ言えないけれど、君の不安な気持ちが受け止められるように母も成長していくからね。

***
以上、ライティングをするようになってから子育てで気づいたことでした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
それではまた~!!

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