見出し画像

食事で命を繋いできた人たちは凄い!幸せの創り手たちに感謝する。


図書館で、『考えないお弁当』という題名の料理本に 私は手を伸ばしました。

そうです、考えないでお弁当が作れたらいいな~という思考で本を開きました。


今まではお弁当作りが続いても2〜3日程度だったのが、1週間お弁当作りをすることになり私は頭を悩ませていました。

あと数年で子供達は順に高校生となり、私は毎日お弁当作りをしなければいけません。それなのに、毎日のお弁当作りを想像すると気が重くなるばかりでした。


料理は頭を使い作業をします。『献立を考える』『食材を揃える』『調理をする』という作業をすすめ、味を整えて完成です。

お弁当となると、『冬は冷めても美味しいメニュー』『夏は傷まない食材』を選びます。

子供は『成長期』であり、授業後には『部活もある』ので栄養面も考えます。

そして 『美味しそうに見えるよう』見栄えも考えて仕上げます。お弁当箱というキャンパスに芸術的な作業も加わります。

あと愛情も込められています。見えないけれど、込められていますよ。だって朝のお弁当作りは簡単じゃないのですから。

お弁当作りは、面倒くさいっ!!でも家族のためにと思い作っているのです。


お弁当作りを面倒くさがる自分に嫌気がさしてきた時、・・・・・・・・『そんな面倒くさいことをやってきた人達って凄いな~。』と私は思ったのです。


私は 1日に2食〜3食、食事をとってきました。しかも、今まで毎日です。

私だけでなく、親も祖父母も 毎日食事をとってきました。


そして夫も 夫の親も先祖も 毎日食事をとってきました。

我が家の子供達だって、毎日食事をとり命を繋いできました。


どれだけの回数になるかは分かりかねますが、もの凄い回数になるでしょうね。途切れることなく命を繋いできた食事の回数を想像したら、『うわー凄いなー!』と思いました。

そして、その食事の回数だけ料理も行われてきたのです。


料理が好きでも 嫌いでも、

料理が上手かろうが 下手だろうが、

どれだけ手間をかけようが 省こうが、

料理には『命を繋ぐ』という愛情がこめられています。


私は、母や姉 祖母 叔母 そして近所のおばさん 給食のおばさん 社食のおじさん・・・・沢山の人の手料理を食べて生きてきました。沢山の愛情があったおかげで『今、生きています』。そう思ったら とても幸せな気持ちになりました。「皆、ありがとう!」


時代は変わろうとしています。時代を変えなければいけないと思っています。

だけど、これまで命を繋いできてくれた女性達には、感謝する気持ちを持ち続けたいと思います。

毎日 お弁当や食事を作ってきた人、

今なお 作り続けている人を、

私は心から尊敬します。

「命を繋いできたあなたは、凄い!」「ありがとうございます。」

「皆さん、お疲れ様です。」


note で繋がった皆さんも、食事で愛情を受けてきた人達なのですよね。出逢えて良かったです。


そんなことを考えていたら、お弁当作りで 私も子供達の『命を繋ぎたい。』と思うようになりました。私も、幸せの創り手として誇りをもちたいカナ~。


私の『一週間のお弁当作り』はどうなったかと申しますと、

毎日「ママ、お弁当 美味しかったよー。」「ありがとう。」「明日も頼むねー。」という声をたくさん子供からもらえました。きっと子供達の通った保育園・幼稚園・学校の先生たちの教えだと思います。流し台に空のお弁当箱を持って来て、何か一言言ってくれます。(先生達、ありがとう。)

「何が美味しかった?」と聞いたら、「ごま塩!」という返事が3つ返ってきました。

んっ!?

後で、ごま塩をご飯にかけて食べたら、

「ウマ!!」

本当にごま塩のかかったご飯が美味しく、夫と笑みを浮かべました。


今年は新型コロナウィルスが流行し、遠方に住む母の手料理を食べに帰ることは出来ませんでした。年末年始は夫の実家に行くのを楽しみにしていましたが、・・・・今年は遠慮することになりました。

ふ~。私の楽しみは、姑の手料理だったのに・・・・。

気を取り直して、家族だけで年末年始を過ごしています。手の込んだことはしてあげれないけど、子供達に夫婦の手料理を順に出して過ごしています。

今年は『家族で温かいご飯を食べ、年を越す』、ただそれだけでも幸せだと感じながら過ごしています。



皆様、よいお年を。


#創作にドラマあり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?