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はじめての育児~戸惑い~


初めての育児は誰でも大変

そんな中でも
発達障害を持つ私にとって
とても大変なものだった


完璧主義も伴って
育児書を買っては
読み漁った


生まれて直ぐから
育児日記をつけた

授乳の時間
おしっこうんちの出た時間、量
睡眠時間
事細かに書き記した


言葉通りに受け取り
臨機応変な対処ができないため
「授乳は縦抱きがいいかもね」
そう看護師さんに言われてから
ずっと縦抱きで授乳した


元々気温に合わせて服を調節するのも苦手な私

季節に合わせた服装が出来なくて
よく体調を崩したものだ

春過ぎに冬物の服を着てみたり
冬に夏物の服を着てみたり
同じ服をひたすら着てみたり


感覚過敏からか、
着心地のいい服に出会うと
そればかり着ていた


赤ちゃんには
肌着とオーバーオールを着せるもの
という固定概念

検診の時に
暑くなってきたから肌着だけでいいよ
と言われ、戸惑ったことを覚えている


自分自身に興味がなかったのもあり
その頃ファッションには無知

赤ちゃんの頃の写真を見返すと
どんな組み合わせで着せてるんだと
笑える



そして何より白黒思考の私
離乳食という大きな壁にぶち当たった

離乳食はとろとろのおかゆから始まり
徐々に固形化し
普通の食事に近づけていく


この"徐々に"が最大の敵


どう進めていけばいいのか全然わからなかった

味付けも"少しずつ"
曖昧な表現も分からない
少しずつってどのくらい?

表情から読み取ることも苦手なので
何が好きで何が嫌いなのかも分からない

全てが分からないことだらけ


月齢に合ったものを作れていなかったからなのか
そもそも食が細い子どもだったからか
食べてくれなかった

市販の離乳食だと少しは食べてくれた


生活のリズムもがらりと変わり
分からないことだらけなのに
"相談"というものが出来なかったので
一人で抱え込んでいった


子どもと離れる時間もあってもいいかもと
1歳になった頃
パートとして仕事に出ることにした

この決断がさらに私を追い詰めた