奨学金を繰り上げ返済することにした

さて、私はお恥ずかしながらかなりの奨学金を借りで学校を出ました。

大学学部→100,000×48ヶ月(有利子)

大学院→88,000×24ヶ月(無利子)、80,000×24ヶ月(有利子)

これ全部足すと883万2000円というなかなか素敵な額です。

テレビなどで奨学金破産!なんてニュースを見ますが私レベルに借りている人はなかなかお目にかかりません。利子分入れたら今の年利で試算して967万6000円らしいです。ほとんど1000万ですね。複利の効果は偉大です!

おかげさまで、私も歳をとってきたので元金も結構減ってきて、貯金額がこの負債を上回っています(といっても、つみたてNISAとかの投資信託分とか小規模企業共済とかを全部かき集めればなので、実際にはすぐに全額返せるわけではないです)。

最初はこれは20年かけて繰上せずに返すつもりでした。ただ、無利子分は残して有利子分は返せるだけ全て返そうと思います。無利子分は20年かけると思います。

繰り上げ返済しない側の主張

繰り上げ返済しない人の主張としては、

・年利が安いので運用に回していた方がリターンが大きい

・最悪死ねば返さなくていい

・猶予や減額など融通がききやすい

・手元からお金が消えるのが怖い

・ハイパーインフレになる。いやなってくれw

おそらくこう言った主張なのじゃないかなぁと思います。ハイパーインフレ以外は私が繰り上げ返済できてもあえてしなかった理由です。

返そうと思った理由

私が返すと決めた理由は

・ここ数年で急に年収が増えたので現金持っててもロクな使い方しなさそう(今まで忙しすぎたので使っていなかっただけ)

・フリーランスとはいえ、借り入れするビジネスでないし、最悪一年くらい生きてけるお金を持っていれば、なんとでもなりそうと思っている

この辺りがわかりやすい理由です。新卒の頃に、当時日本一初任給が高い会社に勤めていたのですが、恥ずかしながら当時のお金ってほとんど持ってないんですよねwほぼ使い切りました。結局急に金額が増えても人間使いこなせないんだなぁと思ってます。。今の仕事である程度軌道に乗ってからは、積極的に証券口座作ってインデックス投資始めたり、小規模企業共済始めたりしたのもそれが理由です。資金拘束しないとロクなことに使わないですwあと、私の場合生きていくだけなら独身で独り身だし、今は小銭を稼ぐ手段もいくらでもあるので、一年でも安牌取りすぎかなぁと思います。

それに個人的に大きいのは

・固定費が減る=非課税、社保対象外の月収が増える。

という考えです。株などの利益にしろ、月収増やすにせよ、そこには税金がかかってくるのですが、固定費の削減は非課税の月収が増えるのと同義なので、ここが大きいなぁと思いました。私の場合有利子分だけで月3万以上払っているので、月3万の手取りの月収UPが15年近く保証されたようなものです。これって実質月収でいうと4−5万くらい上がっているのと同義で単利とはいえ、このメリットはでかいなぁと思います。裏を返せば不必要に固定費が高いって、無収入なのに余計にその分の税金を無意味に払っているのと同じで癪に障るんですよね。

あとフリーのエンジニアということもあり年齢的にも30代半ばでおそらく年収的にも仕事的にも今が旬の状態で、事業拡大か、今のうちに年収が高い会社とかに転職して正社員に戻るという選択を取らない限りは、今が年収のピーク付近であることが高いという考えもあります。

どうせ大金持っていても、投信とかに一気に突っ込めるわけではなく、少しずつ時間分散して突っ込むことになるので、となると、この月3万を突っ込んだ方がいいのではないかという考えに至りました。

あとは、あまり期待していないですが、機関保証をつけているので毎月3%くらいずつ差し引かれて、奨学金が振り込まれていたのですが、その一部が返ってくるみたいです。

まとめ

個人的に、返すべきか返さないべきかというとお金余っているんなら返せばですね。他の借金あるなら返さなくていいよと思います。ただ、運用した方がましというのは少し違うかなぁと思います。一気に数百万口座から消えるとなるとなかなか鬱なのですが、まぁ、ここに書いたことを言い聞かせて私は返済を選びました。最終的に今の収入が高いなら返すべきですね。ただ、いくら貯金があっても今が生活ギリギリの収入とかなら無理はしない方がいいかなぁと思います。


この記事が参加している募集

お金について考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?