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作家になりたい私が取り組んでいる3つのこと

こんばんは。思い切ってレンタルサーバーを契約し、ワードプレスをインストールしたっきり放置している鳩谷です。月額もったいない。

ワードプレス入稿で扱う記事編集や画像の上げ方は分かるものの、1からのサイト構築は学生以来です。私は古のオタクで、ケータイサイトでHTMLを手打ちしていたので、リンクや画像挿入、フォント色変更などの基礎的なタグは何となく思い出せます。文字背景とかテーブルとかはタグ生成サイトがあるのでそこからコピーして使っていました。

英語や記号や数字を入力したらデザインになるって凄いですよね。0と1の芸術。特にカラーコードを見るのが好きで、色を記号化するのって絶対値の美だと思っています。何の話や。
ともかく、時間を見つけてサイト構築していきたいです!


商業作家になりたい。できれば5年以内に。

さて、私には夢というか目標があります。
それは5年以内に商業作家になること。厳密には、名刺に「作家」と堂々と記載できる客観的な実績を得ること。

なぜ5年以内なのかといえば自分の年齢が関係してくるのですが、私は10代の頃から「自分は太く短く生きるタイプだ。長生きしないだろう」と感じていて、身体が動く30代のうちに生きた証を残しておきたいなと欲をかいています。

自分で本を編集印刷発行して専門書店や同人誌即売会で頒布・販売する同人屋さんではあるのですが、やっぱり本屋さんに自分の本が並ぶのは格別な体験だと考えていて、今まで関わってきて応援してくれた人々への恩返しのためにも、実現させたいと思っています。

夢は実現不可能ではないかもと感じたこと

小説家になりたいという漠然とした夢が、もしや実現可能なのでは? と思ったのは、自分の同人本が駿〇屋さんで古本として価値をつけられていることです。それもコンスタントに。
新刊情報を専門書店に登録したら、何故か駿〇屋で管理番号が発行されて、買取の受け皿ができるのです。まだ脱稿してないのに……()

先ほど調べたら、当時1200円で頒布していた260Pの文庫本が現在2000円で売られてるみたいでした。一時期5000円を超えていたこともあり、それを見たときは友人と手を叩いて爆笑しました。上中下巻で35万文字書いた甲斐がありました。4年かかりました……。頑張りました。

アニ〇イトさんにも一度当方の本を置いてもらったことがあり、コアなファンがいてくださっているのだと思います。中国の買物代行サイトにもたまに登録されているので、海外にも居てくださるのかも。

ただこちら、めちゃくちゃオリジナル設定を練り込んでいますがあくまでも二次創作なので、私自身は利益は一切出していません。むしろ大赤字状態です。だから仕事にはならないし、純粋に作家とは名乗れないのです。
でも、いつも当方の作品を読んでくださって本当に有難うございます。とっても嬉しいです。


それから夢実現の気配を感じたのは、応募した小説が文学賞で候補に残ったこと。これは本当に驚きました。二次創作じゃない、私がいちから考えた物語がまずもって読んでもらえたのです。講座の先生から朝6時にSMSが来てびっくりしました。
地区予選の最終候補という微妙な位置づけではありますが、目の肥えた審査員の方々に評価されたことがとても嬉しかったです。

「現代の風潮をとらえてユーモラス。ただアニメっぽいから没」という評価をいただきました。「バイーン!!」とか「ギャーッッ!!」とか書いてたからね。これをよく純文学寄りの賞に出したよね。しかもよく一次選考で落とされなかったよね。いまだに謎です。

作家になるために取り組んでいる3つのこと

そこで私は調子に乗りました。これはいけそう! と。
アニメっぽいのがだめならアニメっぽくないものを書けば残るのでは? と。可能性はゼロじゃないと。

①公募に手あたり次第作品を出しています

数うちゃ当たるの精神です。あと、作家として生きていくなら完成作品をコンスタントに生み出せる力も必要かなと思うので、2000文字~20000文字の短編を量産し、4~7月は片っ端から応募しました。

どこに出したか覚えていませんが、現在、戦績はまっっったく揮わないです。普通に質が低いのでしょう。「これってオチはどういうこと?」と尋ねられることもあり、そもそも読者に伝わる話が書けてないー! と内心笑い泣き状態でした。
これは自分の得意不得意をちゃんと見極め、その賞に向けた作品をじっくり腰を据えて書くべきだと思います。焦りは禁物です。

なのでアニメっぽいと評された文学賞には、今年は審査員ウケの良い地元ネタをふんだんに盛り込みつつ、現代の風潮も捉え、コメディタッチなシーンも入れた作品を応募しました。読む人の知識量に合わせて捉え方(楽しみ方)が変わるように三段階くらい仕込みもしました。

読んでくれた知人が「今年は本気で狙ってるね」とにやりと笑って言いました。そうです。テッペン獲りたいです。でも今ちょっと冷静になって、テーマがまだ浅かったかな……と書き直したくなっているところです。推敲は無限にやっちゃいますね。

②小説講座に通っています

それから現在、地元の小説講座に通っています。創作仲間が欲しかったのもあり、彼ら彼女らと切磋琢磨したい気持ちもあり、あとはコネクション形成のためでもあります。

いろんな考え方を持つ創作者と意見交換ができますし、気づいていなかった自分の課題点を指摘してもらえます。なにより、仲間がいて楽しい!
コネクションに関しては実際、文学賞の授賞式の打ち上げや交流会に参加させていただいたりして、入賞常連者やウィキに名前が載っているような作家さん、編集さんと顔見知りになれました。持ち前の厚顔無恥さを活かして名刺やライン交換もしました。

オンライン講座もいいですが、地域の小説講座オススメです。いろんな得難い経験ができますよ。カルチャースクールなら60分1000円くらいのお値段で受講できます。

③企画書を出しています

アイデアが浮かんだら出版企画書を作成して、随時出版社や出版プロデューサーに提出しています。
ただこちらは私自身があまり得意ではなく、出版社の求めるものと自分の創りたいものに齟齬を感じています。自分自身の掘り下げが本当に苦手なので……。

とくに「企画意図は何ですか?」や「他でもないあなたがこの本を出版する必要性を記載してください」っていう質問項目は、「書けそうだったから、かな……?」とぼんやりしたことしか思い浮かびません。それでも何とかひねり出しますが。なんだか就活をしている感じです。

でもとても大切なことです。商業作家になるならまずは企画会議を通らないといけないので、ここは慣れないといけないなと思います。
色んな企画書に目を通して勉強しているところです。

とりあえず書きつづけることが大切

物書きのステップアップ手順として、

①まずは作品を完成させることに慣れる(習慣づけ)
②得意不得意を分析して作品の質を上げる(自己分析)
③読者のニーズを意識した作品を書けるようになる(市場分析)

かなあと思います。毎回文学賞にチャレンジしているけれどなかなか結果に繋がらない場合は、②のクオリティを右肩上がりに伸ばしていく取り組みが必要かなあと。
自己学習も大切ですが、2~3人に読んでもらうのが一番いいです。読者からのフィードバックが何よりも養分になります。

間違っているところや直したほうがいいところは、まず自分ひとりじゃ気づけないです。
同人誌を100冊以上出してきた私ですが、いまだに発行後に誤字脱字を見つけるし、印刷所さんから不備の連絡が来ます。冷汗がでます。

慣れてくるほど気づかなくなっていくと思うので、自戒を込めてここに記載しておきます。

ここまで読んでくださり有難うございました!


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